教育福祉常任委員会

令和3年(2021)6月22日

朝の空は雲が多く見えますが晴れています。

今日か今期最初の各常任委員会が始まりました。私が所属する『教育福祉常任委員会』が開催されました。行政の機構改革の影響を受けて、委員会が審議する部が増えました。教育文化財部・子どもみらい部・健康福祉部と範囲が広くなりました。そうした変更が行われて初めての委員会でした。

午前9時半から始まりました『教s育福祉常任委員会』で扱いましたのは、7議案、12報告事項、3陳情についてです。

委員会は、午後7時半に終了致しました。

『鎌倉市子ども・若者育成プラン』の改定がありました。簡単に言うと、鎌倉市の『青少年育成プラン』です。このプランには思い入れがあります。このプランは。22年4月に子ども若者育成推進法により、鎌倉市では子ども・若者育成プラン策定委員会を設け、さまざまな議論を重ね、パブリックコメントを経て、平成23年8月に策定されました。 鎌倉市には、こうした青少年の育成に関するプランをもっていませんでした。私は、鎌倉市青少年指導員を7年間務めさせて頂いた経験があります。その経験から他市には、立派な青少年に関わるプランがありますが、本市にはなく、青少年という時期を市が関心を持ち、政策につなげる必要性を感じておりました。そこで一般質問において、プランの作成を求めました。そのことが鎌倉市が必要と考えるところと一致し、プランの始めての策定の運びとなったのです。大変良かったです。 『育成』という言葉には異論がある方もおられることは、承知しております。法律の名称が育成法であることからの名称となります。

この委員会で『子ども若者育成プラン』の改定版が示されました。改定にあたり、長いこと課題となっている『居場所づくり』と『地域の担い手づくり』の2本の柱が、再度立てられました。 居場所づくりについては、これまでいろいろ工夫がされてきており、私も幾つも提案してきたこともあり、今の考えていることを発言しました。一期目16年前のことですが、同僚議員と長野県の茅野市に視察に行きました。目的は、JR茅野駅前のデパートが閉店し、その建物をリフォームすることによって、楽器の音を出すことができるい部屋やお菓子を食べながらお喋りができる部屋等を地元の子ども達や青少年に解放しており、その状況の視察です。電車を使って学校に通う高校生等も家に帰る前にこの場所でお友達と会って、宿題をたり、楽器の練習をしたりと楽しくコミュニ―ションをとった後に、それぞれの家に帰るというものでした。まさに子ども達、青少年の居場所です。 鎌倉も青少年会館が2つあります。立地場所の課題はあるかもしれませんが、是非その課題を乗り越えて、青少年のための居場所にして頂きたいと、改めて求めました。そして、『地域の担い手の育成』という点については、大人が大人の都合で青少年を考えるのではなく、青少年が自分達で話しあう100人会議のようなものを設定して欲しいと強く望みました。これは、以前北海道の札幌の視察の取り組みで知ったものです。子ども達が集まり、子ども達が課題と考えることについて考え、話し合うのです。それが活動につながるのが今の時代だと思います。 そうして『子ども達、青少年の百人会議』のようなものができることで、青少年が望む居場所、将来担い手になった時の鎌倉の未来についても考えてもらうのです。こうした会議が整えば、現状を含め、国の平和についても青少年の視点で考え、将来を考える大きな糧となっていくと思っています。 是非、鎌倉市はこのことについて研究して欲しいと求めました。

高齢者健康福祉計画の第7期が終了し、8期を迎え、新たに計画が策定されました。高齢者政策の中で、私が最近取り組んできた『みらいふるが中心におこなうフレイルチェック』と『エンデイングサポート事業』について、新たな期を迎えて継続はどうなっていくのか。また5つの老人センターの委託を今年度から全て社会福祉協議会となりました。コンセプトの重要と私が考える一つに『多世代交流』があります。今回、全ての館の実施が盛り込まれました。その実施については、全5館合同で5月に囲碁大会を多世代交流の一環で予定していたが、コロナの関係で現在は延期となっているそうです。 また、エンデイングサポート事業については、このコロナ禍においては、昨年と一昨年で作成したエンデイングノートの見直しをして、新たに作り直すということで、事業についても、もっと積極的に取り組んでいきたいということでした。

気になるところが幾つもあり、他にも聞くところはありましたが、今日の委員会も、これまで同様に、いろいろな立場を考えながら、市民にとって各課題をどのように解決すればよいのか考えながら、思うところを伝えることに努めました。

昨日は、夏至でした。夕刻、6時過ぎに議会定例会の4日目を終えて帰宅した時の空です。北の空の雲とお隣の家の瓦屋根が美し夕方の景色を作っていました。

 

 

 

 

 

 

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