第二小ブロック避難所運営マニュアル改訂版、作成終盤にあたり。

令和3年(2021)8月28日

鎌倉は朝から湿度が強く、少し動いただけで、汗が噴き出ます。

ずっと取り組んできている『第二小ブロック避難所運営マニュアル』を改訂する作業もいよいよ最終段階に入りました。来月の半には仕上げて印刷し、地域に配布したいと考えています。

いつ、大地震による災害がおこるかわかりません。季節によれば、風水害と同時ということもありえます。そして一番の問題は、コロナ禍において、あるいは他の感染症について考えると、これまで認識していた避難所に入れる人数は大幅に減少し、在宅避難、分散避難という考え方を当たり前のことにしていかなくてはなりません。つまり、地域の一人一人が、皆この認識のもとに行動しなくてはならないのです。そうしことを知らせる作業を増やさなくてはななりません。

そういう訳で、改訂を大変急いでいます。今日は密を避けながら、しっかり換気をして、鎌倉浄明寺町内会館に集まりました。これは、第二小ブロック内の自治会、町内会の各会長さん、あるいは役員さん、そして鎌倉市担当の職員の方に集まって頂き、改訂版の変更内容と編集メンバーで先日第二小学校に伺い、避難所となる体育館やあるいは特別に空けて頂く4教室の確認、保健室や会議室等について、実際に見てきたこと、聞いてきたことを報告し、改訂内容お確認をおねがいしました。

避難所運営マニュアルは、誰が避難所に駆けつけても、その駆けつけた人達で運営できるようにマニュアルを作っておく、というものです。その誰でも・・・・ということが、物理的に当然のことながら、とても心配で不安のタネであることが編集メンバーの最大のポイントです。

実際に現場でまず決めていくのは指揮系統を担う人です。そこでモメてしまうことが作成委員会としては、とても心配です。2年前の台風15号や19号の際におきた幾つかの重大な問題点がありました。 暴君、自分勝手、あるいは弱腰でも避難所の運営は難しいです。

過剰な要求を出したり、自分勝手なことをすれば、非常時の現場は感情的になり維持できなくなります。

そうしたことにならないように、できるだけ誰が担ってもバランスがとれた指揮系統が構築されるように強く願って作成しているのです。

9月に配布することができたら、次は第二中学校が避難所となった際のマニュアルを作成することになりました。

改訂と作成は、ずっと繰り返すことになるでしょう。

コロナが終息して、昨年作成し、全戸配布した『地域防災マニュアル』とこの度の『避難所運営マニュアル』について地域の方達に説明し、理解する時間を設けたいというのが、委員会の願いです。そこまで行わないと作成した意味は半減してしまいます。

最後に、避難所開設キットを皆で確認して、このキットを使った訓練をしたいと考えています。