SDGs 大地の再生 気水脈 鎌倉浄明寺 茶道宗徧流お家元宅で

令和3年(2021)7月29日

鎌倉浄明寺は、350年以上続いている茶道宗徧流お家元の山田宗徧ご一家が居を構えておられます。ご一家とは日頃から地域としての交流をさせて頂いていおります。

今、お家元のお庭の大改造中であり、それもSDGsのもとで、『大地の再生』をするという考え方があり、それは地中の水脈を調整して、その流れをよくし、水脈の流れをよくするためには空気の力が欠かせないことから、水脈と空気を合わせて「気水脈」という言葉を使い、造園アーテイストの矢野智德さんが研究されているそうです。

その気水脈の流れをよくすることによって、お家元の住宅やその周辺、さらにはすぐ傍を流れる滑川を淀みのない流れにすることができる、という研究のもとで工事が進められています。

既に市内2か所で工事が終わっており、合わせて三角地点に位置する3カ所の力によって、鎌倉全体の気水脈の流れがよくなることを期待している点も見逃せないところです。

昨日山田様からご連絡いただき、工事の様子を一度拝見することとなり、今朝9時に伺いました。

お庭は確かに以前の風情を一変させることが進んでいることがわかりました。しかもその水脈の位置がわかるように蛇のようにクネクネと溝が続き、所々に地中の空気の流れを地上に出すようにあちこちに管が差し込まれていました。気水脈の流れがよくなることで、機器の根の張りが良好になり、植物の育成が良好になるだけではなく、その根が地中に張り巡らされることにより、災害に強い緑につながるということです。

鎌倉の山々の木々が災害の原因となることが多い昨今ですので、気水脈を良くすることでの効果に大いに期待したいところです。

私に説明して下さっているのは、「大地の再生研究所」の岩田彦乃さんです。とても熱心に説明して下さいました。