7月2日の夜、鎌倉二階堂の雨による倒木が原因で停電が発生してしまいました。

令和3年(2021)7月3日

昨日から雨が降り続いています。

昨夜の10時半頃、鎌倉二階堂地域が停電しているのではないか、という情報をもらいました。しかしまだ東電のホームページにも載っておらず、状況がなかなかつかめませんでした。当然のことですが、夜10時を周り、辺りは真っ暗でしかも激しい雨が降っています。原因をつかむことはとても難しいい状況であることは容易に分かります。

まずは、2年の台風15号の被害にあい、自衛隊の協力を得て復旧した二階堂地域に住む知人に連絡をしたところ、停電はしていませんでした。

そうこうしているうちに緑苑台の知人からの連絡で緑苑台が停電していることがわかりました。結果的に緑苑台を含む周辺地域370軒の範囲で停電が発生していました。

そして、停電の原因については、いろいろな説がありましたが、鎌倉宮方面から瑞泉寺の方に向かい、『通玄橋』を渡る手前で左に曲がったすぐの『国指定史跡永福寺跡』の向かい側に流れる二階堂川で川向うの崖から跨るように大木が一本倒れたことによるものでした。そしてその倒れた大木は電線にもたれかかり、その重みで電線の中の高圧線を2本切ってしまったのが停電の原因とわかりました。

倒木の撤去作業に取り掛かるために重機の手配など大変だったのではないか、と想像できます。そして、倒木撤去作業は明け方までかかったようで、電気が復旧しましたのは、午前7時21分ということでした。電気の復旧作業を東電により行われている際には、その作業中の高所作業車の上で行われている作業を見守っていましたので、各ご家庭に電気を届ける線が無事繋がって、現場で送電されたということを確認することができた時は、ほっと致しました。

現場は、2年前の台風15号の被害を受けて、大規模の土砂崩れが発生してしまい、二階堂川をせき止めてしまったところのすぐ先の下流でした。2年前当時は、土砂によるせき止めで道路に川の水は溢れてしまいました。そしてやはり土砂が電線をいためてしまい、それが原因となって緑苑台は停電となってしまったのです。

2年前の被害が記憶に新しい緑苑台の方達が、また停電の被害を受けてしまったことは、とても心がつらかったです。ご不安な夜を過ごされたことと思います。

2年前の被災したその場所は、『国指定史跡永福寺跡』の関わりから、国の文化財としての工事により防災対策工事が終了してまだ月日が浅いです。

2年前もそうでしたが、現場におりますと、地域の方が不安そうに見にいらしてお話することも多いです。できるだけ安心して頂けるような情報を伝えることに心がけます。近くにお住まいの方のご事情もお聞きしながら、今後対策を進めていきたいと考えております。

2年前の台風15号は9月でしたので、大変暑い時期でした。長い停電の後、電気が停まってしまった影響で冷蔵庫に保管されている食材が使えなくなってしまいました。 今回は、10時間弱の停電でしたが、やはり冷蔵庫で使えなくなってしまった食材があれば、それは2年前の台風時と同じように期間は1週間に限り、有料ごみの日に、『災害ゴミ』としてクリーンステーションで無料で鎌倉市が回収してくれることになりました。1週間の間に無料で回収する『クリーンステーション』には、停電の被害にあわれた地域に限りますので、その旨を掲載するということです。

不安な一夜が明けて、鎌倉市内でも何か所か、がけ崩れや他に停電等の情報も入りました。

これからも未だに降り続いている雨に、気が抜けない時を過ごしすことになります。

  

 

 

 

 

 

 

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