鎌倉こども能 発表会
令和6年3月20日
春分の日です。
『鎌倉こども能発表会』を拝見させて頂きました。お稽古の指導は鎌倉能舞台の中森貫太さん並びに中森健之介さんの能楽師のお二人です。コロナ禍でしたので、発表会が5回目です。
今年度は、半年間で計18回の稽古日だったそうです。演じられたのは『土蜘蛛』。
鎌倉の子ども8名によって2部形式で演じられました。
鎌倉での『子ども能』の発足に関わった経緯があり、思い入れも強くあります。
子ども達がこうした伝統的な芸術文化に感心を持ち高める機会を得、とても貴重な体験です。さらには本物の装束や舞台を使って、稽古の成果として発表会に出演します。
今年も立派にその成果が披露され、嬉しく拝見致しました。
このように堂々と稽古の成果を発表できるのは、中森貫太さんをはじめとする能楽師の皆様のご指導の賜物でと毎回発表会を拝見する度に、大変感謝申し上げております。一方で日頃とは違う言葉と所作を覚えるのは並々ならぬものがあり、子ども達の努力に敬意を表します。
今年度の生徒(小学4年生から中学生まで)の数は、15名。毎月4月に募集が行われます。
初代の生徒は、高校生になる年代となり、今日は舞台裏のお手伝いに回っていました。それは後輩にはとても心強いことで、先輩としての背中を自然と見せることに繋がり、この事業が続いていくことができると思います。大切なことですね。
来年も是非、楽しみにしたいと思います。
*『鎌倉こども能』が発足された当初からの生徒さんや親御さん、そして市長と。