鎌倉市青少年会館リニューアルオープンがされます!!待っていました!
令和6年(2024)2月19日
『鎌倉青少年会館』が11月にリニューアルオープンされることになりました。
なぜ?リニューアル?思う人もあるでしょう。
他に玉縄にも青少年会館が鎌倉市にはあります。けれど、はっきり言いまして、青少年が過ごす施設と考えづらい使い方がされてきたのは事実であり、そうしたことの見直しが必要と近年気が付いたのが、大きく一つあるはずです。
加えて、青少年が学校ではなく、家庭もない、他に居場所を求めているのが現在です。
鎌倉の中心から離れているけれど、明るくて綺麗な施設で、青少年会館という役割を持った施設が二階堂にあります。
『青少年の居場所』について要望して、何年になるだろうか?過去の一般質問を調べてみても10年以上前のことになります。
まずは、『鎌倉市青少年プラン』の作成を要望しました。青少年課は嘗て、教育委員会にありました。しかし青少年とする年齢の幅は広く、義務教育時期だけではありません。しかし、中学校を卒業してしまうと、鎌倉市が若者に関わる課がなくなってしまうことで繋がりが問題と考えました。そこで横須賀市などを参考に、まずは青少年政策対するプランの作成と青少年課を教育委員会から市長部局に移動することを提案して今から14年程前のことです。そして実現することができました。
そして、『青少年の居場所について』は、そうした事例を探して、長野県の茅野市まで当時の同僚議員と視察に行ったこともありました。
所謂青少年と言われる年代の子ども達が、同じ学校の友達ではなくても同じ地域であったり、同年代、多年代の子ども同士が気楽に立ち寄れて、お互いに情報交換をしたり、宿題ができたり、それこそお菓子を食べながらお喋りができたり、時には悩みを相談できることができるように大人がいてくれたり、といったイメージです。楽器を鳴らすことができる等も理想の中にありました。いずれはこうした場所を子ども達で運営することも良いと考えていました。
もっと言うならば、帰宅しても仕事で親がいない場合等、学童保育の子ども達だけでなく、中学生・高校生等にとってもそうした場所があることは安心で安全と考えて提案してきました。
なかなか政策には結びなかったことは事実です。
鎌倉市生涯習センターに『わかたま』と称して、勉強ができる場所を各施設の一角に設けるようには近年なりましたが、『居場所』としての自由な場所はこれまで鎌倉市にはありません。
冒頭でも書きましたが、あまりアクセスが良くない鎌倉青少年会館、フレンドリー鎌倉の活用を要望してきましたが、半ば諦めかけていました。
しかし、今回の~子どもまんなか社会の実現~に組み込まれたこと、そして担当の青少年課長をはじめ担当課の職員の間で検討、調査して下さって、リニューアルオープンという形で進めていることに感謝しています。
昨年度の『鎌倉市青少年プラン』の改訂に伴い、青少年の居場所を取り上げることになり、課では、具体的に居場所を何とかしていかなくてはいけない・・・と盛り上がったようです。そこで令和5年度にはそのための各先進地への視察と話し合うための会議の予算がつき、早速、中学生・高校生にアンケートを行った。
同時、東京都文京区、調布市、名古屋市、明石市等に視察も、中にはユースセンターもあり、非常に素晴らしい施設であったという感想でした。
同時に、『わかたま』の充実も行い、利用者の声を集めるためにノートを置くなど、利用者に寄り添う取り組みを行いました。
『もうひとつの居場所』を求めながら、こうしてアンケートや視察などをおこなってきたということです。
そこで、鎌倉市青少年会館の環境改善に向けてヒアリングを行った訳です。
令和5年度から 第二中学校、鎌倉学園中学校、清泉中学校等の中二、中三の生徒達による『鎌倉青少年会館リニューアル実行委員会』を立ち上げ、居場所について話し合いを重ね、中学生の放課後や休日に対する思いを語り合ったのです。
ロビーや研修室小や調理室を利用し、16時から21時までの間、巡回相談員を二人配置する予定。隣接のミカエル広場も利用可として、バスケットゴールやマークもつけるなどして、すでに利用してるサッカーやグランドゴルフにの方達とも合意されています。
全てが整えば、今年の11月ぐらいにリニューアルオープンすることを予定しているということで、本当になが~いこと待っていたので、楽しみにしているところです。
同時に学童保育も行われている場所ですので、多世代の利用も叶います。
将来は、生徒達やそのOBやOGで運営ができれば、と期待するところでもあります。