鎌倉市庁舎老朽化見学

令和5年(2023)11月16日

現在の鎌倉市庁舎の老朽化状況を見学しました!!そして、職員の就労環境についても見学しました!!

副市長ならびに担当課の職員により案内をしてもらいながら。

半世紀以上、60年前の建物です。箇所箇所に入っている幾つものひび、亀裂には補修が施されているものもあり、すでにその補修もとれてしまい、コンクリートの中で爆裂をおこしているもの、または、劣化して落下しているものもあり、で老朽化が急速に進んでいることがよくわかりました。

逆に、老朽化するということの現象を改めて知り、決して大げさに言うつもりもなく、単純にこれから予想されている大きな地震が起きた時のことを想像すると恐ろしくなりました。

職員の執務室は、収納場所がないために大量のロッカーに囲まれていて、やはり大きな地震の際には、このロッカーが2次被害を起こすことは間違いないであろうと予想できました。電気のコンセントは、這う場所もなく足もとにまるめられているか、天井からぶら下げられています。

部屋という部屋は、全て課の執務室か倉庫に代わり、職員の休憩場所になる場所は全くありません。

また、職員のロッカーは、長いものではなく、半分サイズで、冬のコート等は丸めて収納するほかなく、会計年度職員のロッカーはないので、荷物は身の回りに置くよりほかはない状態です。

突然の雨漏りも、予想もしない天井から起こり、職員はもとより、様々な機器にとっても危機状況です。

このまま使うとすると、現在IS値0.6を0.9に上げることになるが、その場合に設置する筋交いの数は、執務室は現在の広さをかなり狭くし、また筋交いのために、現在でも使いづらいものがさらに狭くなり、就労環境の悪化につながってしまうことは、目に見えてわかりました。

市民が幸せにに暮らすためには、市役所で働く職員の良質で安全安心な就労環境は必須であることを改めて強く感じる見学となりました!!!!!!

 

もしも、現在のままの建物を市役所として活用していくとするならば、さらに筋交いを入れていくことになります。

赤が既存の耐震ブレースで緑が新規の耐震ブレースになりますが、一目瞭然ですが、これだけの筋交いを入れたら、就労環境がさらに劣悪になるばかりでなく、就労スペースも大幅に減り、もはや職員の入る場所も減るばかりです。そんなことになったら、非常に深刻です!!

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