令和3年(2021)6月5日
昨日は、特に午後から嵐のような強い雨と風で、ちょうど小学生の下校時間にあたり、傘をさすのがやっとで、車越に心配して見ていました。
今日は、雲は多いですが、すっかり雨も風も静まり、蒸し暑い一日になりました。
昔、鎌倉浄明寺宅間谷戸は、石切り場がありました。今でも崖の上には、当時の石切職人により切り出された鎌倉石が、切り出されたまま崖から降ろされずに、無造作に崖の途中におかれたままになっています。当時は、石段や門柱、墓石などに使われたのだと思います。今でも杉本観音寺に石段として残されてます。
鎌倉石は、砂岩なので、柔らかく、水分を含みやすいので、様々な草花が宿ります。
『いわたばこ』も鎌倉石を好む草花です。医師の表面にうすく根をはります。鎌倉にはこうして自生している『いわたばこ』が、この時期にあちらこちらで見られると思います。宅間谷戸にも自生しています。今年も星型をして紫色の花が沢山咲いています。『いわたばこ』の花の季節は、蛍の季節でもあります。
夜は、ご近所さんと蛍の光を見つけては、あっいたいた!あっ光った。光った!今年もみられたね。良かったね!と話しながら黄色の小さな光を探す日が1週間程続きます。ただし、晴れて暖かで風がない日に限ります。少しはんれたところから歩いて見に来る人にも、ほらほらあそこに!と教え合うのも楽しいひと時です。
この谷戸は、比較的気温が低いので、二階堂川とか滑川等で蛍が沢山出るという情報が届く頃には、まだ全く姿を確認することができません。よそより遅めの蛍観賞となります。
今夜も何匹が確認することができました。ありがたいことです。