阿見みどりさん 万葉集日本画絵巻 原画展 妙本寺にて。

令和5年(2023)11月5日

鎌倉妙本寺で開かれている画家阿見みどりさんの『万葉集 日本画絵巻 原画展』に伺いました。

  

阿見みどりさんは、日頃から優しいタッチで日本の花々を描かれていることでに魅力を感じてきました。10年以上かけて、4500首もある和歌から25首ずつを選んで4テーマに分けて構成されたという絵巻。和歌と絵をお一人で仕上げる阿見さんのエネルギーは、長テーブルに並んだ絵巻からその色あいにより柔らかに伝わりました。

  

鎌倉時代の妙本寺には、当時学窓である仙覚がおり、その仙覚が万葉仮名で書かれた和歌を翻訳するなどの研究に力を注いでくださったおかげで、現在私達が万葉集を読むことができます。このように万葉集とゆかりの深い妙本寺で、原画展を開催された阿見さんの万葉集への熱い思いを感じました。またその思いを支えるご家族の温かさに、日頃から仲の良いご家族であることはよく存じ上げていましたが、改めて感動しました。

今回で集大成ですよ!と言いながら優しく柔らかないつもの笑顔です。