令和2年度鎌倉市議会3月定例会最終本会議

令和3年(2021)3月19日

今日は、午後2時から鎌倉市議会3月定例会の最終本会議です。

新型コロナウイルス感染症対策に係る補正予算が市から示されました。すでに令和3年1月の臨時会で、国から示された補助金の上限額と市負担が可能な範囲での予算を補う措置をしております。

今回は、再度、国からの補助金上限額の増額が示されて、国費により対応ができることになった経費とそれに伴う市負担の経費が示されました。

その主な内容は、集団予防接種会場整理員人件費 約2.6億円  コールセンター増員に係る委託料 三千万円

システム改修委託料 約四百万円  そして市負担でタクシー助成にかかる経費 約2.5億円の計約6億231万円が示されました。

先日、鎌倉市内で車で移動している時ですが、高齢のご夫妻が、ご主人の車いすを奥様が坂道をゆっくりと押していらっしゃる姿を目のあたりにし、移動中でもどかしい思いをしたばかりです。それは、かなり難儀な様子だったのです。

タクシー券は、集団接種に出かけられる高齢者の方、65歳以上の方が会場まで遠かったり、体が不自由である場合にお使い頂くもので、接種は2回ですので、往復で4回分の券を市内65歳以上5,4000人で計算し、準備するというものです。お住まいの場所やお体の具合、色々な状況で使用は様々であることも考慮されています。

この補正予算は、観光厚生常任委員会と総務常任委員会に付託されました。予防接種は、国の事業であるから、鎌倉市がその事業に伴う政策を行う必要がないとか、接種を強要することになる等の意見が出され、鎌倉市で負担するタクシー券の部分を削除して補正予算の修正案が提案されたのです。委員会は大変長引きました。

委員会の行方、そして本会議の採決を心配して待っているうちに時間がどんどん経ってしまいました。8時間以上です。

高齢者の方達で、予防接種を待っている方で、移動が困難な方への支援が一つ断たれてしまうのか、と心配しましたが、委員会で修正案は否決され、日付を超えて延長された本会議での採決でも否決されました。時間は12時50分でした。午後2時から11時間かかりました。

それでも兎に角、ほっと致しました。