「(仮称)村岡新駅」の設置に関する覚書の締結について報告を受けました。 

令和3年(2021)2月9日

本日10時から、昨日の2月8日に、JR東日本と神奈川県、藤沢市、鎌倉市の3県市の間で『(仮称)村岡新駅』設置の『覚書』が締結された、という報告を全員協議会で受けました。

『覚書』の内容は、JR東海道線の大船から藤沢駅間に駅が誕生するということと、神奈川県、藤沢市、鎌倉市、JR東日本のそれぞれが、この事業に要する費用負担の割合が示されました。

それによりますと、それぞれの負担割合は、神奈川県が30%、藤沢市が27.5%、鎌倉市が27.5%、JR東日本が15.0%、になるということです。

この新駅に関する構想は、1986年に藤沢市議会が村岡地区自治会の請願を採択したことから始まり、30年以上の検討が続いているという歴史があります。

神奈川県と藤沢市と鎌倉市は平成30年、2018年の12月に藤沢市村岡地区と鎌倉市深沢地区の土地区画整理事業を一体施行で取り組むこと及び村岡新駅(仮称)設置に関する基本事項に合意する協議会を設立して、よく2019年の1月には、共同でJR東日本に新駅の設置を要望してきた経緯があります。

 

新駅のイメージ図も公開されています。これは『昔から続く道、これからの未来につながる道、共に成長していける駅』を基本理念としたもので、駅舎には、線路を跨ぐように鎌倉古道をイメージした自由通路が設けられ、新たな玄関口として人々を迎え入れるようなデザインになる見込みだそうです。

神奈川県と藤沢市、鎌倉市の3県市は、2021年にもJR東日本と基本協定を締結して、2022年中に詳細設計に着手する予定であるということです。

この事業は、約10年後の2032年頃の開業を目指して進むことになります。