3年ぶりの『手斧始式』。

令和5年(2023)1月4日

  

午後1時から鎌倉鶴岡八幡宮の御前で『手斧始式』がコロナの影響で3年ぶりに執り行われ、参列させて頂きました。この行事は、毎年年明けの4日に行われるのが通常です。

新年であることが伝わる大切な行事の一つが久しぶりに復活した思いで、嬉しいです。心が一新され、身の引き締まる気持ちになります。

この行事は鎌倉鳶職組合並びに鎌倉市建築組合の皆様により、古式に則り進められるものです。

長年にわたり、大工職の伝統の技を守り伝え、また、それを若い世代に継承しておられ、その伝統を重んじる両組合の姿勢には、日頃から深く敬意を表しているところです。

これからも、それぞれの本業に置いて活躍されることは勿論ですが、引き続き、こうした伝統を受け継ぎ、後継者の指導・育成に尽力して頂きたいと願っております。

鎌倉鳶職組合の皆様は、この行事で使用するご神木を運び、鎌倉建築組合の皆様は、そのご神木の上で、墨付けや手斧等を使っての技を披露します。今ではなかなか見られない工具を見ることができる貴重な機会でもあります。

儀式の後には、鎌倉鳶職組合の皆様による梯子のりと木遣唄が披露され、沢山の拍手と共に、新年を祝いました。