『鎌倉市第二小ブロックの地域防災マニュアル』が完成しました。

令和2年(2020)11月27日

『鎌倉市第二小学校ブロックの地域防災マニュアル』がついに完成しました。第二小学校ブロック自主防災委員会が作成致しました。

そもそもは、災害時の『避難所運営マニュアル』を作成するために、第二諸学校ブロック内の7地区から各役員が集まって会議をしておりました。そうこうしているうちに、新型コロナ感染症が広がる事態となり、避難所の考え方も『コロナ禍における避難所の新たなあり方、考え方』がテレビのニュースでも報じられるようになり、鎌倉市でも広報を通して示されるようになりました。

このことを受けて、『避難所運営マニュアル』の作成の前に、まずは避難所に対する考え方がこれまでとは大きく変わったことを認識し、またそのことをきちんと丁寧に地域に知らせる必要がある、ということを集まりの中でお話させていただいたのが、6月ころのことだったと思います。そこから始まりましたのが、この『地域防災マニュアル』の作成です。新たに急遽、作成メンバーを決め、作成に取り掛かりました。昨年の台風15号、19号のあの厳しい体験もまだ色濃く頭に残っているメンバーでコロナ禍で、また台風が来たら・・・大地震が来たら・・・という不安を抱えつつの作業でした。作成にあたり、実際避難所になる第二小学校の校長先生、教頭先生にメンバーで、地域としても避難所についての考え方を一つにしておかなくてはならないという思いから、二度お会いしてすり合わせとしました。

また、後半は、防災安全部の担当職員の方にも委員会の集まりに参加して頂き、アドバイスをもらいながら、一期に完成した次第です。文章を書き、配置をして下さったのは、私と同じように浄明寺町内会の副会長をしている西畑さんにお願いして、委員会からでた要望を形にしてもらいました。大変ありがたいことでした。

必要な個所にはQRコードを入れたり、できるでけ目に入りやすいような文章の配置を心掛け、とりあえずは『保存版』としました。また改定もあるとは思っています。

使用する紙の色は、光沢のある山吹色にする、ということは、西畑さんも私も決めていました。地域の方達が手に取った時に印象に残り、しっかり読んでくださるように。。。という思いがこもっている色です。

コロナ禍なので、このマニュアルについての説明会ができません。まずは読んで頂いて、ある程度理解して頂き、質問は個々にお受けするという考え方です。

コロナ禍で防災訓練の実施も間々ならない状況ですので、今年の地域の防災訓練を行わず、なんとしても今年中にこの『地域防災マニュアル』が各戸に配布できるように委員会皆で頑張りました。第二小学校ブロックの7地区で約5000部を印刷して、12月から配布が始まります。

今年は12年ぶりに台風の影響がない年となったということです。しかし、いつ、どんな災害がおこってもおかしくない状況ということを耳にし、目にする昨今ですので、少しでも備えの一つになれば、幸いです。