久しぶりの総務常任委員会。国指定史跡大町釈迦堂口遺跡の改修工事。
令和4年(2022)6月20日
国指定史跡大町釈迦堂口遺跡の浄明寺側からの今の状態。
大町側からの今の状態。
この年度は、議長の就任に伴い、所管する常任委員会が『総務常任委員会』となりました。そうした決まり事があり、最近要約誰が議長に就任しても、この決まり事で進められるようになりました。7年前に『議長』にさせて頂いた際も私は『総務常任委員会』に所属致しました。
久しぶりの『総務常任委員会』でございます。
さて、今回の議案の中に、これまでにも何度もブログでも取り上げさせて頂いてきた『国指定史跡大町釈迦堂口遺跡』の改修工事についてです。このことついては、これまで文化財の関係から、私が所管していた『教育福祉常任委員会』でも度々報告を受けており、委員会での質問もしてまいりました。
今回総務常任委員会でとりあげられましたのは、今現在行われている部分の工事が予定より1カ月延びることに伴う補正予算です。
改めてですが、現在大町側が令和5年(2023)3月に完成予定で進んでおります工事についてです。新たに浄明寺側で資材運搬のためのモノレールを設置する等の工事が必要なため、今回総務常任委員会で検討されました。
大町と浄明寺地区を結ぶこの隧道は、昭和52年(1977)の落石から通行止めになり、その後も崩落事故があり、その都度調査・設計が行われ、やっと工事が始まったものです。
今後の予定では、モノレールは令和5年(2023)3月までに資材を運びきって撤去します。そして浄明寺側工事は令和5年(2023)4月からは始まり令和7年(2025)年度中に完成させる予定です。トンネル上部の岩盤を支えるための芯材の挿入、内部の崩落予防処置、周辺の岩盤強化など大変な工事であると同時に史跡としての景観に配慮して、施工前の岩盤の状態が再現されます。
史跡としての価値は勿論ですが、かつて私達が歩いたこの小径、憩いの道、あるいは子ども達の探検、冒険、遊び場、が復旧するのを心待ちにしています。
尚、今年から3年ぶりに常任委員会の視察が実施できる見込みとなり、それぞれの常任委員会で秋に予定を組み始めております。コロナ禍で実施できなかったことですので、議員としての調査研究が進むことができる大切な機会ですので、有難いことと捉えております。
但し、私に関して申し上げますと、今回の総務常任委員会は、正副議長、そして監査委員の3役が揃ってしまっておりますので、行政視察とはいえ、一泊を伴いますので、危機管理上3役が揃って鎌倉を留守することが明らかですので、私が行政視察参加を辞退することを委員長に申し上げ、ご理解頂きました。