BLACK CUBE 焼けてアートになった古民家体験ツアー SDGsの取り組み

令和4年(2022)1月9日

鎌倉浄明寺には、茶道山田宗徧流不審庵があり、お家元の山田長光様がご一家でお住まいなっておられます。またお住まいとは別に石川健から移築された築100年を越える古民家が敷地内にあります。嘗ては初釜の際に、その様式の趣きのある古民家でもいっぷく頂いたものでした。異質の雰囲気の建物でした。

ところが、残念なことに2014年のお正月の早朝にこの建物が半焼してしまったのです。漏電によるものだったのですが、大変驚きの事件でした。その火災から8年が経ち、焼けた跡をそのまま残して、『BLACK CUBE  焼けてアートになった古民家体験ツアー』として、今日と明日公開されいます。

    

 

 

    

 

    

お家元ご一家と町内会とは、日頃からの繋がりも深く、この公開には役員達でお伺いしました。

柱や家具、重なて摘まれた雑誌類は火の力で色や材質が変わっている部分をそのままにして、さらに若手アーテイストの絵などの作品を飾り、ギャラリーとして、また静かに憩う場所として生まれ変わろうとしています。

まさにSDGsの取り組みと考えます。持続可能という考え方により一つの活用方法と感じます。

この静かな空間で、お茶をいっぷく頂きながら、落ち着いた午後のひと時を仲間達とゆっくり味わわせて頂くことができました。 午前中は『防災講話』、午後はアートと、非常に充実した一日になりました。

数日前の雪がまだ残るお庭でお家元と和気藹々とした雰囲気の中で記念の一枚も実現しました。

是非、皆様も明日、お出かけされてはいかがでしょうか。