第16回 鎌倉芸術祭の一つ 玉縄龍寶寺にて 『アートが生まれるとき』

令和3年(2021)10月17日

『第16回鎌倉芸術祭)が9月17日から始っています。プログラムによると、開催期間中(12月22日まで)に19の芸術文化の発表が用意されています。それぞれ日程だけでなく会場も違います。

今日は、玉縄まちづくり会議(荒井章会長)主催の『アートが生まれるとき』が、鎌倉玉縄 龍寶寺の国重要文化財旧石井邸で開催され、お伺いしました。

密を避け、定員を大幅に下げて、観客席を30人に絞っての開催です。

日本画家 大竹正芳さんとブラジル楽器演奏者であるダリオ・サクモトさんの即興公演です。

古民家独特の灯りが取りの少ない中で、公演のために設えたスポットライトに浮かぶ大竹氏はブラジル楽器のリズムと音に合わせて大きな絵を仕上げていくこと1時間。光と陰影が雰囲気のある会場となっていました。

これまでには多分鎌倉では実現が少ない日本文化とブラジル文化の融合の場ともなり、不思議な経験をさせていただきました。

      

絵が仕上がった後は、ブラジルと言えばダンス、サンバです。サンバダンサーのパトリシア・ナガタさんの演技を堪能し、サンバのワークショップでは、実際に全員自席で腰を動かすなど、何となく照れくさいような、楽しいような体験をしました。

古民家に隣接する『玉縄歴史館』では、最近詩人としても活躍されている荒井会長の詩を大竹さんが絵で表現されていている作品展『紡ぐ展』が開催されています。

龍寶寺は、1575年(天正3年)に、玉縄の6代目城主にあたる北条氏勝が建立したと伝えられている大変歴史のあるお寺です。

10月30日には、『玉縄城主墓前祭(法要会)』が行われることになっています。