防災を学ぶ一日。ワンディプレイパーク。市庁舎崩壊を避けるには!!!

令和6年(2024)5月25日

午前に鎌倉市役所並びに御成小学校体育館を会場にして『ONE DAY Play Park』が開催されました。

『災害は忘れる前にやってくる!』熊本県宇都市 元松茂樹市長の印象的な言葉が印象的でした。

8年前の4月に起きた熊本地震により市庁舎が崩壊し、機能不可となってしまった宇土市の当時様子や、行政として進めてきた対応についての講演でした。

  

 

そして、午後は、元松市長、松尾市長、そしてアウトドアアドバイザーの寒川一さんのパネルデイスカッション。

防災についてを改めて学ぶ一日となりました。 昼食時に由比ヶ浜へ急いで歩いて行き、開催されているビーチㇷエスタへ伺いました。

国は躯体は大丈夫としていた宇土市庁舎だったのですが、築50年となっており耐震も充分施せない市庁舎であるから、新庁舎建設の方向で市民にアンケートを市役所から郵送したまさにその日の夜9時過ぎに前震が!前震では何とか持ちこたえた市庁舎も次に発生した本震でついに崩壊!

崩壊してしまった市庁舎からはマジック一本すら持ち出せないというように機能不全となった市庁舎を諦めて、なんとか行政としての通常業務を災害対応を並行して進めようと、まずは、その拠点から模索し、頻繁におこる余震におびえながら試行錯誤する様子は身に迫るものがありました。

元松市長が市長として被災から体験された言葉は非常に重く、この体験を聞くことで、教訓として活かして欲しい!という思いがひしひしと伝わる話が続きました。

避難所は決して充分ではないので、各自できる備えは各自でできるだけしておくこと!頼りになるのはご近所さんん。自助・共助・公助ぷらすご近所!!

想定内ではなく、想定外なことがおきると考えておくことが重要。ベストを求めなくてもベターで!

講演の中でこうした印象にのこる言葉の数々がありました。心にとめました。

震災後は、市庁舎建設に反対する人はなく、むしろ、早く建て替えるように!という声が圧倒的となりながらも、様々な手続きを経てやっと令和3年に新庁舎の建設が始まり、完成したのは地震発生から7年後の令和5年一月でした。いずれにしても時間かがかることを示していて、鎌倉に置き換えても一刻も早く新庁舎について進めるべき!!!!ということがよ~くわかります。

いつ発生してもおかしくないと言われている大地震に備えるこをは急務です。想定内に収めてしまうのではなく、想定外がおこることをそうていして進めることが必要。何故って、被害を最小限にすることが重要ですので、被害がなければそれにこしたことは無いからです。

司令塔となる市庁舎の崩壊といった被害は、被災後の市民の皆様に与える影響は想定外に大きいもの、と確信しました。

ビーチフェスタに伺った時は、今年初めての出場ということでカントリーダンスの披露がされていました。良いお天気に恵まれてよかったですね。