令和5年12月定例会 校内フリースペース、学びの多様化学校の設置

令和5年(2023)12月15日

今回の委員会に対する報告事項や各議案が多い日程でした。

当然所管である子どもみらい部、健康福祉部、教育文化財部からのものであります。

『児童発達支援センターあおぞら園の指定管理者』による第三者評価の結果報告でした。指定管理に至るまでも議会では、一度否決されて見送られた経緯がありましたが、再度議案として提出されて指定管理となり、その際の約束として振興管理の点で中間評価の実施を要望しております。この度、その評価を実施したと理解しています。

今議会で私も一般質問の中で『あおぞら園』、『発達支援室』、と幼稚園・保育園・認定こども園、小学校との連携について質問させて頂いています。指定管理となって、やはり内容がよく見えるようになって有難い点が大きいと感じています。この施設は他市からも大変期待される施設であり、何よりも支援を必要としているお子さんと親御さんにとって最も必要な施設であり機関です。しっかり結びついていくことを期待します。

次に『『こどもまんなか社会』の実現に向けた施策の検討状況について』の報告を受けたことに対してです。

〈子どもが健やかに育つまち、子育ての喜びができるまち 子育て支援をとおしてともに育つまち・鎌倉〉という大きくうたったタイトルで、はっきりと、子育てにクローズアップされた政策を纏めて提案された、という感を打ち出していることは、大変心強い気はします。

今時代にあった政策であると理解し、ほぼほぼ満足するものではありますが、待機児童対策については、これまでの経緯を考えると、各手続きをしっかり踏みながら、その手続きを市民も理解してもらって進むことが重要と感じています!!このことについてなかなか進まなかったことを一気に進めるには、何か魔術的な印象を感じさせてはいけない、ということです。これまで保育園等の考え方には沢山の議論がされて進めてきたところですから・・・

医療的ケア児へのコーディネーターの配置については、その配置の大切と考えます。

青少年の居場所については、これもまた、これまでどれ程要求してきたことかわかりません。かれこれ20年近くになります。

担当課も学童保育関連の整備に追われ、落ち着いてこのことについて考えていく時間が持てなかったのだろう、と理解しています。何はともあれ、青少年の居場所について対策を考える方向に向いていることについては、感謝するところです。特に私の地元、アクセスのあまりよくない二階堂のフレンドリー鎌倉=鎌倉青少年会館での取り組みについては、是非現在の青少年たちにヒットしていき、良い居場所となっていくことをおおいに期待するところです。

教育文化財部、所謂教育委員会による報告の中では、「いろんな学びの場づくり」に対するアンケート結果についてがあり、特に校内フリースクールを令和6年から8年にかけて市内公立小・中学校25校全校に配置するという計画です。そして、「多様な学びの多様化学校(不登校特例校)」を令和7年4月に分校として設置するということであす。内容は中学校生徒30人に対して、8人の職員を配置するということです。学びの多様化学校とは、文部科学大臣の指定を受けることにより、不登校児童生徒の実態に対した特別の教育課程を編成して教育を実施する学校を設置されています。

令和5年(2023年)11月現在、全国で24校(うち公立14校、私立10校)不登校児童生徒の数が増える一方であり、子ども達にとっての選択肢は必要であると考えています。

それにしても、不登校がどんどん増えていく情勢について、これまでの教育機関の反省はないのかな?と考えてしまいます。そこには色々な団体が関係し・・・教育現場に影響が出ることが年月を一回りしてからと考えると・・・考えてしまいます。

 

 

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