鎌倉市議会臨時議会
令和3年(2021)6月11日
鎌倉市議会臨時議会が開催されました。
臨時議会では、『鎌倉市公共の場所におけるマナーの向上に関する条例の一部を改正する条例の制定について』を審議しました。 これは、鎌倉市が今年も昨年同様にコロナ禍にあっての鎌倉の各海水浴場を開設しないと決定したことに伴い、海水浴海水浴場開設期間中の海岸における禁止行為を定めた鎌倉市海水浴場のマナーの向上に関する条例による規制ができないことから、海岸において他者に危害を及ぼすおそれ、または事故などにつながるおそれがある行為が多発することを抑制するために必要な事項を定めるために、条例の一部を改正するものです。 その内容は、音響機器等を用いて音楽や音声を発すること、飲酒すること、喫煙すること、バーベキューを行うことその他裸火を使用することについて鎌倉市及び事業者はこうした行為の防止に努め、市民及び滞在者はこうした行為を行わないように努めることを規定しています。また、今回海水浴場を開設しないことと決定した経過が市民や関係者に分かりにくかったという件については、一層分かりやすい説明の開示と、理解が得られる取組とすべきであったとし、来年度の海水浴場の開設に向けては、沁み及び関係者との信頼を取り戻し、お互いが納得できる取り組みとなるように所管である市民環境常任委員会の一部委員から出されました。
海水浴場と言えば、『海の家』は夏の海の風物詩です。私は、父や母がよく話してくれた嘗て、昭和の時代の鎌倉の海の話を夏になると思い出します。材木座で生まれ育った父も母も、子どもの頃、夏には夕涼みがてら夕食後家族で鎌倉の海岸に出かけることがあったそうです。そして『海の家』での射的やローラースケート等を少しの時間楽しんだというのです。その話を子どもの頃に聞いて、とても楽しそうで羨ましかったのを思い出します。暑い鎌倉の夏の昼間を避けて、陽が落ちて海風にあたりながら下駄ばきでのんびり海岸を家族で歩く姿を想像します。子ども達も夏休みならではの夜でかけることを許されて家族と『海の家』で遊ぶことができる特別感を味わう喜び。。。そんなことも想像します。
さて昨年は、海岸で夏場の海の監視員の方達に昨年は、熱い陽ざしや強風を避ける等のための小屋が設けられませんでしたが、今年は設置されることになり、監視して下さる皆さんの環境が改善されることになり安心です。
今日の臨時議会中に、神奈川県内で6月28日から30日までの3日間に行われる『聖火リレー』を『中止』するということが県から発表されました。鎌倉市は、29日に市内の公道を県が『聖火リレー』のために使用することになっておりました。新型コロナウイルスの感染状況を検討して中止と決定されたということです。当然ですが、まだまだ感染予防に気が抜けないことを改めて確認した思いでした。
午前9時半から始まりました今日の『臨時議会』は午後6時に終了しました。
写真は、鎌倉御成(おなり)隧道に垂れ下がるように咲く青い紫陽花です。隧道を通る人や車を見下ろすように咲いています。毎年きれいだな~、と眺めますが、今年は一段と株が大きくなったように感じています。昭和37年(1962年)にできた隧道です。59歳の隧道です。鎌倉駅西口からさらに西に向かうと緩やかな上り坂の先にこの隧道があります。この隧道の手前右には、末広神社、鎌倉商工会議所が並び、左にはNPOセンターそして鎌倉市役所があります。 この隧道ができた同じ年に若宮大路沿いの通称『おんめさま』と呼ばれる大巧寺の右隣にあった当時の市庁舎、正確には町役場は、火災で全焼してしまいました。そして、その7年後の昭和46年、1969年に現在の市庁舎が現在の場所にできました。