イナダ。ブリの子。

令和5年(2023)11月14日

体長40センチ程の立派なイナダをいただきました。

イナダはブリの子。

生きが良くてピンと反った体の真ん中をはしる黄緑色の一本の線の美しさに見惚れます。

鎌倉の海の中では、今、海藻アナアオサが大繁殖しおり、地引網や定置網などに大量に入っていしまい、その重さで網を壊してしまうほどだそうです。

何年かに一度、こうしたことがあるようです。

先月実施した『三世代交流in坂の下』の際にこのアナアオサの事故が起こらなくてよかったです。地引網をして下さる網元からは「皆さんの行いが良いからよかったよ。あの前後の地引網は、入っちゃって大変だったんだよ」と。

本当に有難いことでした。改めて。

何はともあれ、予定通り、鎌倉地域漁業支援施設の整備が待たれます。

ここで少し、先日11月8日に開催された『第3回鎌倉市都市計画審議会』についてを。私も議会から選出の委員なので。

今回の審議の一つに、鎌倉坂の下に鎌倉地域の漁業支援施設を整備するために、その範囲にあたる部分の公園とされてきた部分を変更する内容です。

これについては、『鎌倉市都市計画公園の変更(鎌倉市決定)』という項目です。内容は、都市計画公園中5・5・1号鎌倉海浜公園を変更するもので、詳しくは・・・

~5・5・1号鎌倉市海浜公園は、昭和31年に市民、海水浴客の保険慰楽の用に供することを目的として都市計画決定をしています。一方第3次鎌倉市都市総合計画第4基基本計画では、『鎌倉地域の漁業者の就労環境の改善、漁船の安全確保、台風等の災害対策のために支援策が必要」とし、鎌倉市都市マスタープランにおいても、『鎌倉地域の漁業継続のための漁業施設の検討、漁港建設に向けた検討」とし、漁業支援施設の整備を位置づけています。また、鎌倉市水産業振興計画だは漁業視線施設との整合を図るとしえおり、漁港漁場整備宝に基づき、施設整備実施に必要となる漁港区域を指定し、漁港施設を整備することとしました。 そこで、整備する漁港施設(漁港への出入り口部分)と重複する5・5・1号鎌倉海浜公園について変更するものです。~変更する部分は、『鎌倉市坂の下地内』のみの総合公園からするとほんの一部であり、縮小に縮小を重ねた範囲です。

この漁業支援施設と名付けるところからして、様々に配慮してのことですが、そもそも材木座か坂の下にかけて生業として漁業を営む漁師たちにとって、漁港建設は60年の悲願であることは、これまでにも何度もこのブログでもb力ながら伝え続けているつもりです。

しかし、二つ前の審議会に、この都市計画変更の項目が農水課から、まずは報告事項として報告された際に、審議会の副会長から~こんな計画は聞いたことがない、初めて知った!!!~という発言が大きい声であり、知らなかったことを理由にできることに、酷く驚いて、驚きすぎて声が出なかったです。昨年の末のことだったと思います。

そして今回の審議は、このことについての採決を取る回となりました。

今度は、『新漁業法』そして『景観』を理由に正副会長から問題提起が。 『新漁業法』ついては、国が漁業に関して規制緩和をして、漁港をはじめ漁業に関する運営を民間企業が行えるようになる、また『景観』については、鎌倉市が示したイメージ図は景観に問題を生じる懸念がある、というのです。

お二人が指摘した問題提起は、今回の都市計画変更事項に全く!!関係ないものと考えます。

しいて言うならば『景観』については、これから見直しは充分可能です。

正副の考えは、二つを付帯意見?として、可決か継続か?ということでしたが、反対するための審議なのか?と理解できない会議の流れがあり・・・一体これはなんなのか?

思わず、60年の悲願であることや、これまでの経緯を僭越ながら述べて、会長からは途中で止めらるまで話し続けました。これまでの漁師さん達の思いや苦労、沢山のことがこみ上げてきて必死で話をしました。

結果、会長の考えで付帯意見を付けて可決となりました。

付帯意見?についても疑問ですが・・・・

何をゴールに、何を犠牲にしてきたか?を考えて頂きたい!!!!!!と強く強く申し上げたかった。

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