バーゼルワイン

令和5年(2023)11月12日

ドイツのデユッセルドルフを中心に10日間の長旅をおえてのお土産のバーゼルワインです。

親しくしている紳士がドイツへの長旅をすると聞いて、80歳を超えての海外旅行に対して、おせっかいにも、気を付けて!!を何度も言って、必要以上の心配をした覚えがあります。通訳もしながら一緒に行ってくれる人が見つかったから、ということでした。

元気に帰られて、このワインをお土産に持って来てくださった時に聞いた今回の旅の理由。ある商社の技術者として活躍して当地に何度も足を運び、現地で一方ならぬをお世話になった人が多くいて、その方達が亡くなり、今回はその方達のお墓参りに行くのが目的だったということこを聞いて、驚きとともに、単純に旅行と思って按じた自分がとても恥ずかしく感じました。 4人から5人の方達の点々としたお墓参りを済ませてきたそうで、その優しさ、その感謝の気持ち、律儀さに感銘を受けました。決して快活に動ける体ではなく、饒舌に話ができるわけでもないにも関わらず、遠くヨーロッパまでの道のりは決して楽なものではないであろうことは想像できますが、それでもお墓参りをして当時の感謝を伝えようとする気持ちに敬意の気持ちを強く持ちました。また、同行してくれた人の優しさもありがたいことです。

そうした経緯のあるワインの包み袋は、早くもクリスマス柄です。クリスマスまで大切にして、色々な思いを持ったこのワインを頂きたいと思いました。

 

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