令和5年(2023)鎌倉版タウンニュースに漁港整備について掲載されました。

令和5年(2023)1月1日

令和5年(2023)タウンニュース鎌倉版、元旦号に載りました。

鎌倉地域 坂の下海岸の漁港整備についての記事です。

苦節70年にもなる漁師の皆さんの悲願に、タウンニュースに気づいてもらってありがたいことです。

昨年の末に取材を受けて、タウンニュースがこの漁港建設に興味を持ってくれたことを知ったのです。

これまで、なかなかはっきりしないこともあってのことか、どこにも取り上げられなかったのは事実です。

私自身が取り組んできただけでもすでに14年になります。当時は60年の悲願と訴えていましたが、あっという間に70年になってしまいます。

何度も、もう無理かな~と、めげそうになりながら続けてきた鎌倉坂の下の漁港の整備。

近年は、鎌倉に台風が上陸することも多く、その被害も少なくありません。砂浜に船を揚げていることを風物詩などと言っている余裕はありません。女性の漁師さんも3人います。組合員は決し多くはありませんが、鎌倉時代から続く鎌倉の漁業を絶やすわけにはいきません。 漁を生業としてきており、鎌倉の海をず~っと守ってきた方達です。

10年も前になりますが、当時の副組合長が、この悲願を60年ぶりに形にしようと、組合長と再起をはかり頑張り始め、私もその応援を始めた矢先のこと。漁組にとって、私達周囲にとって悲しい事件が起こりました。それは、副組合長の急死です。その突然の死に暫く呆然としました。奥さんのお腹には赤ちゃんが・・・

前川さん、頼みますね!!と常日頃言ってくれていた言葉もしっかり耳に残っています。

その熱い思いを私は忘れてはいけない、と毎年1月のお命日にお墓の前で誓ってきました。

私できるこのことについてできることを地道にコツコツと取り組んできました。

それが、いよいよ令和8年に着工予定、という言葉が聞くことができるようになりました。ある意味夢のようなことです。 漁業対策協議会も3回まで開催しました。今になって、また、漁業対策協議会を設置したら・・なんていう意見をいう議員もありますが、すでにもうそういう段階ではありません。それは議会の殆どが理解していることです。県や国へのはたらきかけ、地元の沢山の会議。漁師さん達も様々な意見に辛い思いを沢山しながら乗り越えてきたのです。 幾度もくじけそうになるのを見てきた私は、80年の悲願ということにならないように進んでいくことを心から願っています。

このタウンニュースの記事を読んだ漁師さんが同じような思いでいることを、漁師さんから連絡があります。

この記事を読んでくださった皆さんの理解が一層深まることを心から期待し、祈っております。