鎌倉の海を見ながら新年のご挨拶をさせていただきました。鎌倉地域の海岸に漁港建設を。やっと一歩進みました。

令和3年(2021)1月1日  元旦

午後から、鎌倉浄明寺宅間谷戸から海に出かけました。

逗子の小坪岬から鎌倉の海を見る景色がとても好きです。遠くに天城山から連なる富士山、そしてその山々と江の島が重なり、さらには歴史ある鎌倉が誇る古代のみなと、和賀江島がひたひたと水面に浮かんでおり、坂の下から材木座海岸が一連となってぐるりと見渡すことができるからです。

鎌倉の水産物の宝庫で、雄大で清らかで優しい鎌倉の海の景色です。

鎌倉の漁師さん達の日々の生業を支えてくれる海です。

この鎌倉の海岸に鎌倉の漁師さん達が漁港を求めて60年になります。私も求める一人となって約12年になりますが、漁師さん達の歴史からすれば比べ物にならない程のほんの短い時間に過ぎませんが、願って!願って!願って!活動してまいりました。

これまでの鎌倉の漁師さん達が願ってきた長い道のりにやっと明るい兆しが見えたのは、昨年、令和2年(2020)9月29日のことです。水産庁と神奈川県水産職員が現地視察をしたのです。漁師さん達から現状や課題について説明を受け、実際に漁船を浜から毎日人力で出しいれしている現在の様子を実演し、水産庁職員も実際これを体験しました。 今後も水産庁、神奈川県、鎌倉市との協議を継続することが確認されました。本当に有難いことではあります。

一方で、やっと、ここまで・・・・・・の思いが強くこみ上げてしまいます。ここまで来るのにどれだけの漁師さん達が懇願したまま天に召されたか、と思うと、「今度こそこの機を逃さず、この事実を大切に育んで、漁港ができるを実現までに漕ぎつけるよう頑張らなければ!!と改めてここに立って強く思います。

 

この場所から新年のご挨拶をさせて頂きました。力強い波の音に手伝ってもらいながらのメッセージとなりました。

宜しくお願いいたします。