鎌倉浄明寺宅間ボランティアの会。地域のために奉仕を続けて20年以上

令和4年(2022)10月16日

鎌倉は良く晴れた朝です。

鎌倉浄明寺宅間谷戸も暖かな陽の光が差し込み、穏やかです。

20年以上続けられている宅間ボランティアの会の月に一度の作業の日です。谷戸に建つ旧華頂の宮邸を中心とした周囲の整備を行うのが活動の主です。

旧華頂の宮邸は、平成14年4月に鎌倉市の景観重要建築物に指定され、さらに同年10月には、国の登録有形文化財(建築物)に登録されています。

地域でまもるだけでなく、国や市でこの環境にある建物の重要性を認め、指定されたものです。

定例会の日以外にも早朝の庭園の薔薇の手入れや草刈り、公開日のお手伝いなど活動します。

地域を大切にし愛する故にコツコツと続けることができていることであり、気が付いた整備を都合の合う同士で声を掛け合って行うこともあります。

当たり前ですが、勿論全くの無償で、長年続けている奉仕の姿に改めて頭が下がります。ここで敢えて申し上げます!!!!

私も一員ですが、いつも一緒にできなくて申し訳なく思うことさえあります。

それは、旧華頂の宮邸の西側の道路沿いに長さ100メートルも続くフェンスのその一本一本を雑巾で拭く作業です。

湿気の強い谷戸は、何かとカビや苔がつきやすく、このフェンスについても同じで、それも濃い茶色に塗られたフェンスが緑になってしまう程にカビや苔が繁殖してしまいます。

雑巾で一度やそこらさっと吹いた程度では、容易にふき取ることはできません!

だからこの作業に取り組むのは、ボランティアの方達にもかなり覚悟がいる作業です。

 

今日は、その作業を朝9時から集まり、午前一杯かけて行い、それでもフェンスは長く続くので半日では終わらず、また後日に続きを行うことになりました。

感謝です。

こうした地味な活動ですが、ありがたい地域の力、地域を思う気持ちからの作業が今日も谷戸で静かにひっそりとおこなわれていることをお伝えしたいと思いました。