杉本観音、荏柄天神、鎌倉宮(大塔宮)にお詣り。
令和4年(2022)1月3日
今日も穏やかな日が続いています。気温も昨日よりも暖かです。
鎌倉浄明寺宅間谷戸に佇む報国寺さんは、正月3ヶ日は閉門されています。そのおかげで静かに正月が明けていきます。
杉本観音、荏柄天神社、鎌倉宮(大塔宮)を眩しい春の陽ざしの中をお詣りしてまいりました。
杉本観音は、お寺さんです。杉本寺です。
今から約1,300年前にここの寺は開かれたといわれています。そしてその200年後には坂東一番札所と決められてから巡礼が絶えないということです。私にとっては子どもの頃から身近過ぎて、あまり気に留めなかったのですが、最近はお詣りをするようにしています。
1189年11月23日という記録がはっきりしているようですが、夜の失火でお堂が皆焼けてしまった事件がありました。その時に観音様は、いつの間にか庭の大杉の下に自ら避難して立っていたおいうとても不思議な話があります。当時の人々はその力に感心して「杉本観音」というようになったそうです。今、その現象が起きても勿論感心するはずです。
源頼朝も深く信仰したということも興味があります。1191年9月18日に自ら参詣して本堂の再建に布200反の寄付をされたということです。
いつの頃からか、この寺の前に馬に乗ったまま通ると必ず落馬するという言い伝えがおこり「下馬観音」というわれるようになりました。このことについては、やがて建長寺の大覚禅師が堂にこもり祈願をして、袈裟で観音を覆ったので「覆面観音」とも言われ、以来落馬がなくなったという言い伝えがあります。
私は、車で前を通ることが日状です。前を通る時は心の中でご挨拶をして通るようにしています。
そうした歴史の中での言い伝えを信じて生活するのも大切だと思う今日この頃です。
帰路につくと、母校第二小学校の土手の八重咲きの水仙の黄色がとても目につきました。