鎌倉市議会6月定例会 4日目
令和6年(2024)6月10日
鎌倉市議会4日目は、先週の金曜日に引き続きの一般質問が午前9時半から行われました。
現在、鎌倉市議会議員の数は25名。そのうち議長と監査は一般質問をする資格はありません。従って23名の議員が一般質問ができる資格を持っています。そしてその23名のうち、今回一般質問した議員の数は、19名。その19名の質問の発言が全て終わると、自分以外の議員が行った質問に対して「関連質問」ができるという資格があり、行政に対して行います。この「関連質問」を行うルールは、新たな質問になってしまわないように注意することが前提です。つまり、新たな質問になってしまうと、単に一般質問の延長となってしまう恐れがあるからです。「関連」と言っても、その質問を切っ掛けにするという意味ではないので、どんどん質問がこれまでなかった質問に広がってしまうことはならず、しかも15分以内に収めるということに決められているので、量と内容のバランスを考えてある意味技が求めれるとも言えます。
これは、これまでに議会でもこの「関連質問」に関して様々なことがあり、議会改革を行う中で議会運営委員会の中で時間をかけて話し合い、見直しをし、決めてきたことです。
「関連質問」は、一般質問と異なるところは、他の議員の質問を聞いて気が付いたことを質問するということになりますので、質問内容の数にもよりますが、いずれにしても行政(担当課)との調整は、急遽ということになるわけです。担当課は、質問内容を把握して、しっかりとした答弁をしなくてはならない、ということは当然ですので、非常に時間を急ぐ中で丁寧に質問者との調整が行われます。従って、「関連質問」をその時間を想定して議会に伝える、というタイミングは、議会運営のためにも非常に重要ということになります。個々の協力ということにも繋がります。当然質問する資格としてあるのですから、その考え方も個々にあります。一方で、そうした配慮をすることを知らなかった、ということもあると思っています。その場合は、やはり誰かが伝えてあげるといのも必要ではないか、と考えるのです。
最も、最後に質問した議員の質問内容に「関連質問」をすることも当然ありうることは考えられますので、タイミングを考えるなどの様々な配慮が反映できないこともあります。
今回は、そうしたことを改めて考える事例ともなったと考えています。
一般質問から関連質問そして議案上程という流れを済ませて、午後8時に議会は終了しました。