グリーフケア

令和7年(2025)11月15日

鎌倉市犯罪被害者等支援条例が、今年4月1日に施行されました。

その施行にともない開催された『小さな心に寄り添う』~犯罪被害で傷ついた子どもの支援策~と題した講演を鎌倉市役所講堂で聞きました。

第一部の本郷由美子さんは、2001年に大阪教育大付属池田小学校の児童殺傷事件で、娘さんをなくされて、この事件を機にグリーフ(悲嘆)ケアと出会い、心のケア活動をはじめられ、講演や研修を行っておられる、というお話でした。

ご自身へのケアもですが、7歳で亡くなられたお姉さんを知らない4つ下の妹さんへのケアが長く続いてきたことをお話されました。犯罪被害、ということを改めて考え、これまでにも増して、重く受けとめる機会となりました。

大阪教育大学付属池田小学校の事件は私にとりましても忘れられない事件です。

平成13年、2001年、6月8日、午前10時。当時横浜市内で県PTA連絡協議会の総会が始まったばかりでした。私は丁度、総会の技法を務めていました。すると、~大変なことが大阪で起きてしまっている~という情報が伝えられ、総会を中断させ、なすすべもなく、ただただテレビを通して状況を把握しよう、としていたことを今でも昨日のことのように覚えています。

鎌倉では、国大付属小学校の校門にただちに警備員が配置されました。それを見て、私は、国立と公立の違いはあれど、殆ど隣りに位置する第二小学校(私の母校であり、当時会長でした)には配置されない、という不満を強く持ちました。

それから4年後、私は、市議になり、その際の公約の一つが、この『児童の安全・安心のための学校警備員の配置)でした。

このことを、講演後に本郷さんにお伝えしました。~そうした機会となったことは嬉しいです~と言ってくださいました。

同じ子どもを持つ親として、人として、この事件に対して、苦しく、辛いではなく、強い怒りの気持ちを持ち続けて、それを思いだしながら、お話を聞いていました。

今年のことですが、他市で、授業中に、ある母親の男性の友人が二人で小学校に乗り込み、いじめた、と決めつけた相手の子どもに対して暴力を・・・という酷い事件が起きました。どうしてそんなことができるのか?そんなことをして何の価値があるのか?いろいろな憤りが頭の中を巡りました。

校門に警備員が配置されることが当然とは思いませんが、今やそうした倫理感の欠如が著しいケースの事件が多く、嘆かわしくも悲しい限りです。