不登校特例校 学びの多様化学校 鎌倉市立由比ヶ浜中学校開校に向けて

令和7年(2025)4月12日

『鎌倉市立由比ヶ浜中学校』開校セレモニー及び内覧会に出席致しました。入学式は4月15日です。

「不登校特例校設置』の考え方が打ち出されたのは、4年以上前。様々な原因で在籍校に通うことが難しい子ども達が「ここなら通いたい」「ここなら自分らしくまなべるかな』といった希望をもって安心して通えるがっこうとして「学びの多様化学校」を目指して設立されたもです。

不登校の問題は、鎌倉市のみならず全国的に広がってりう教育現場の大きな課題の一つになっています。

急増しています。

鎌倉市では、令和4年に方針はっきりし、令和5年から6年にかけてプロジェクトチームが結成され、進められてきました。

開校に至るまでには、鎌倉市議会、特に私も所属する教育福祉常委員騎亜では、今までに経験のないこうした体質の学校を新たにつくるということから、より良いものとなるように様々な意見や要望をしてきたところです。

教育委員会をはじめ多くの皆様のご尽力の賜物として、スタートの運びとなり、私も期待と喜びをもってお祝いの気持ちをかねてセレモニーに出席させて頂きました。

今回の入学は1年から3年までで31名。入学のための面接に臨んだのは、45名でした。希望する生徒全員という訳にはいかないところですが、こうした学校が一校できたことで、一つの選択肢が増えたことは大変重要で、画期的なことです。

セレモニーはできるだけ堅苦しいものにならないように配慮されている、と感じました。来賓の挨拶は殆どなく良かったと思います。

また、入学生代表の生徒からは、感謝の言葉が披露され、それは率直な気持ちがあふれていて、これまで学校に、教室に入れなかった長い時間を思い出しながらの内容でした。私を含む列席者の目に涙が滲む場面もありました。

「学習者中心の学び」という考え方が、新たな教育大綱で謳われる考え方で、これは障がいを通じて学び続ける人をそだてる、ということで、対象は、子どもも大人も、つまり生徒も先生も、という考えからだということです。

まさに「共育のまち、ともにつくろう」ですね。

不登校特例校の段階から、その政策に賛成してきた立場として、無事に建設が進み、開校に至ったことは、期待とともに大きな喜びです。

写真は、吉岡和江議員、日向慎吾議員、後藤吾郎議員