令和6年12月議会一般質問致しました。鎌倉の観光。。。
令和6年(2024)12月6日
鎌倉市議会12月定例会が12月4日から始まっています。
3日目を迎え、朝一番で一般室もを致しました。
今年の6月議会から、鎌倉の観光の蝶飽和状態、所謂今流行りの言葉を使えば、『オーバーツーリズム』。その状況が、周辺に暮らす私達住民にどの様な負の影響があり、対策を考え提案して、強く訴えております。
6月議会では、白タクや観光バスによる鎌倉に住む私達がこれまでに経験したことのない、所かまわずの長い時間の駐停車など、迷惑行為が毎日毎日行われるようになってしまっている状態を伝え、ず~っと問題視続けてきました。警察にもこのことに関する多くの通報が届いていると思います。私は実際に明らかにそれと思われる車の運転席に座っている運転手らしき人に、ここは駐車したらダメだから、と伝えると、言葉が分らないふりをされました。
10月半ばになってから、鎌倉雪ノ下若宮大路での神奈川県警による白タク運転手逮捕について報道がありました。しかし、それは氷山の一角に過ぎず、まだまだこうしたことは続いているのが現実です。しかし、一方で、諦めずに伝えることで、変わることもある、と感じたのも事実です。
市内で私達の日々の生活を支えて下さっているゴミ収集車、建設土木作業車、宅配業者、タクシー、路線バス、介護車両、郵便車両など、移動にどれだけ苦労されているか、と心配です。6月議会では、観光地として、鎌倉の質の高い観光を目指し『宿泊税』の導入を求めました!!
今回は、12議会では、6月議会に引き続き課題は変わらずあることを訴え、新たに『観光トイレの有料化』『観光トイレの洋式化の推進』を求めました。綺麗なトイレならば、綺麗に使う文化が育つことを期待しての提案です。
トイレを有料化にして・・・と言う声は市民からの声でもあります。
やはり、今回も鎌倉の観光の質を高めることを求める質問です。
観光立国の中の観光地として、鎌倉市民に対して、観光客が多く訪れることに『誇りを持つ』ことが求められる傾向にある昨今です。それを求められるならば、鎌倉市として強い意志を持ってルールやマナー、そして制度を新しく打ち出していくべき時であることを求めたのです。『有料トイレ』については、どこか1カ所でも、どんな方法でも、まずは、試してみることを提案しました。
いずれにしても、トイレを使う誰もが、トイレの維持には費用がもの凄くかかることを理解することが必要です。
コロナ明け、インバウンドの激増、円安、こうした条件が重なり、続く観光ブ―ムエリアの後ろ側に、私達の暮らしがあることに気づいて欲しい!という気持ちも込めています。
『誇り』と言えば、子ども達に鎌倉で生まれ育ち、いつか懐かしさを、さらに誇りをもつことを願って、『鎌倉市歌』の普及を求めました。これは、同時に求める声を複数頂いております。
鎌倉市歌は、昭和34年の市制施行20周年を記念して作詞大木淳夫 作曲矢代秋雄 により、美しい自然環境、多くの歴史遺産が残る古都鎌倉のさらなる発展を願ってつくられたものです。しかし、以来なかなか市民が耳にする機会は乏しいため、殆ど市民がこの歌を知らないことを知りました。
横浜市民は、殆どの市民が世代を問わず歌えるそうで、これは横浜市の学校教育の賜物に違いありません。素晴らしい事だと思います。実際に横浜出身の鎌倉市役所職員は歌えることがわかりました。このことは、鎌倉の普及を求める私にとって後押しとなりました。
最後には、『鎌倉市の教育現場でのデジタル化』についてです。今や日々の私達の生活から切り離せなくなっているデジタル機器。学校教育でも使用されているデジタル機器の偏り過ぎた活用は、子ども達の脳にデメリットである点を伝えました。それは、集中力、記憶力が低下する傾向がデータで示されるようになり、これに対するスウェーデンの国としての対策も紹介しながら、警鐘を鳴らすつもりで質問しました。
鎌倉市の教育現場では、皆、このことを理解しておられデジタル機器の活用をされていることがわかり、まずは安心致しました。
約1時間半の質問になりました。