谷川俊太郎さんのご逝去にあたり。 詩『生きる』の思い出。
令和6年(2024)11月19日
詩人 谷川俊太郎さん亡くなられた、という訃報を報道で知りました。
心に沁みる詩を沢山残して下さってありがとうございます、とファンの一人として感謝の言葉を送りたいです。
中でも『生きる』は、私の中にいつも生きている詩となっています。
それは・・・
生きているということ
今生きているということ
それはのどがかわくということ
木もれ陽がまぶしいということ
ふっとあるメロデイを思い出すということ
くしゃみをすること
あなたと手をつなぐこと
生きているということ
今生きているということ
・・・・省略
あなたの手のぬくみ
いのちということ
全編で5回繰り返される「生きているということ」の後のそれぞれに続く言葉一つ一つが、私には素直に響きます。
今から24年前、鎌倉市立第に小学校の卒業式で、ずっと私の心の中に生きていたこの詩をお借りして、卒業生に向けて全文を伝え、未来へはばたく子ども達にエールと送った、ということがありました。
そして、東日本大震災発生後、被災地への応援メッセージとして、この詩が多く引用されていました。
時代が移り変わっても、この詩の内容は過去にならず、あせることなく、益々加味してめたい、と私は思います。
谷川俊太郎んさんのご冥福を心からお祈りしております。