鎌倉市議会教育福祉常任委員会視察 高知市『オーテピア』

令和6年(2024)10月31日

鎌倉市議会教育福祉常任委員会の行政視察として、高知市と岡山市に二日にわたり伺いました。

まずは、鎌倉を7時に出て、高知市に向かいました。

今回の視察の目的は、高知県立図書館と高知市立図書館が合致して複合視察として運営されている『オーテピア』。

県と市による複合施設とはいえ一つの建物を開設運営する例は、全国でも2から3例しかありません。

平成30年7月に開館しており、計画から8年を要し完成したということです。複合施設といのは、『オーテピア高知図書館』と『オーテピア高知声と点字の図書館』と『高知みらい科学館』を併設していることからです。

建物を外側から見たイメージとは、中はガラリと違い、どの階も木を使用した温かな雰囲気で、ガラスを利用して明るい室内となっています。

館内ツアーでは、多世代に、そして様々な利用者の方にとって利用しやすいように沢山の工夫が館内にあることを見せて頂きました。

収納能力は、205万冊、国内では非常に規模の大きい図書館です。

県と市が連携しての図書館の運営に難しい点がある一方、市民にとってはメリット以外の何ものでもない、という素晴らしい施設でした。運営のご苦労をも聞かせて頂きました。

複合施設になる前から展示図書館があることなど、この町の福祉に対する考え方の歴史がわかりました。また、南海トラフ地震の影響が非常い大きいとされる市であることから、防災コーナーも充実していました。広報も毎月、テーマを決めて漫画の形で掲載されるものもあり、大変興味深い取り組みでした。

館長以下、殆ど全員が女性という現場でした。明るくききとして働く皆さんと様子と施設のすばらしさに学ぶことの多い視察となりました。