三大洋館の一つ。景観重要建築物。歴史風致形成建造物。国の有形文化財。

令和6年(2024)10月12日

良く晴れた連休の初日。

午前は、10時から旧華頂の宮邸を拠点に、ボランティア活動をしている宅間ボランティアの会のメンバーがあつまり、勉強会が開かれました。

今年は、秋から来春にかけて、胴葺き屋根の修理に入ります。長年雨漏りに苦労してきた建物にいよいよ、大々的に手が入ることになりました。

旧華頂の宮邸は、鎌倉市で古賀邸・前田邸に並ぶ三大洋館の一つであ『景観重要建築物』『歴史的風致形成建造物』『国の有形文化財』に指定されています。そしてこの建物は、この建物がある宅間谷戸だけでなく、浄明寺、あるいは鎌倉市に価値を高めていると言っても過言ではないでしょう。壊して宅地にすれば、何十件と建てることができる敷地であるが、これを保存することの価値は、その周りの自然、そして環境が保たれていることを、今や忘れてはいけない重要なことです。

この建物に住む人は、これまで定まらず、入れ替わってきました。つまり、そうした人々と歩んできたこの建物について、メンバーである二人の方達に、その人の歴史、また建物もの歴史の講演をしてもらうことでの勉強会でした。

非常~に勉強になりました。一口に説明できませんが、心に残る、この建物が人と暮らしてきた今日まで。この場所にある意味を改めて学び、ああ、講演を聞いてよかった~と話でした。

改めて大切にする意味を強く感じた講演であり、伝えていくことの重要さを確認しました。

嘗て、議会で移築しろ~と言った議員がいました。愚かなことですね。