鎌倉今泉台の『すずめの会』の皆様と移動支援・交通の課題についてお話させて頂きました。

令和3年(2021)7月10日りま

鎌倉今泉台で地域の移動支援や交通の課題について日頃から話し合われている『すずめの会』の皆様とお話する機会を頂きました。

鎌倉市内の交通不便地域における移動支援のための取り組みについて進めていきたいという方向でおりますことから、今年の1月に二階堂・浄明寺で行われた『グリーンスローモビリティ実証実験』が、一刻も早く本格実施になることを期待している立場で、6月議会でも推進の方向で一般質問をさせて頂いております。

実は議員にさせて頂いた16年前からこの交通不便地域については、二階堂や大町から要望があり、議員になりたてのころでしたが、兎に角、そうした要望があることを市に伝えました。実際は、大町でタクシーを使っての実験をおこないましたが、利用する人の数が得られず、実験で終わってしまった、という経験があります。

日進月歩といいますか、スマホをはじめとするデジタル機器の進歩が急激に進み、この取り組みを進めるために、そうした進歩は大いに助けていると感じています。そして現実的に、鎌倉市の高齢化率が高まり、以前よりもずっと必要性がはっきりしてきている、と捉えています。

世帯数が2,000で人口が5,000人とする大きな規模の分譲地である今泉台では、移動支援が課題になっており、交通が不便な個所が幾つもあると感じておられる住民の皆様で集まり、課題を研究しようとされているのが『すずめの会の』の皆様です。そして先の選挙の公約にも取り上げ、また先ほども書きましたように、6月議会の一般質問でもこのことついて取り上げておりますことが、『すずめの会』の皆様の目にとまり、意見交換をされたい、というご依頼を受けて、お伺い致しました。

移動支援や交通の課題についてだけではありませんでしたが、いずれも活発なご意見や質問を頂きました。勿論、主は移動支援や交通の課題でありますので、お話を伺い、させて頂く中でさらに課題も見つかりましたので、大変勉強になりました。

やはり、今回の二階堂・浄明寺で行った実証実験をしっかり本格実施に結び付けて、当該地域の方達ととも運営ができるような持続可能な仕組みを作り上げ、その結果をもって市内の他の地域で移動支援が必要であり、交通の改善、あるいは改良が重要と考えられている地域に次々と広がっていくことが必要と、改めて強く感じました。つまり、その地域の特徴(地形や人口規模がそれぞれ違い、ニーズの在り方もそれぞれ若干違います)が活かされた仕組みが実施されていくことをこれからも要望してまいりたいと強く感じておりますので、そのように要望していこうと考えております。

今泉台での会議は、先週のはずでしたが、1週間前は大変な大雨の後で、今泉台の入り口、白山神社交差点を入りましてすぐの砂押川にかかる泉橋あたりの私道の一部が崩落する等の被害があり、延期となり、本日に実施されました。会議の会場は、今泉台の中の『いずみサロン』という地域の方達が集える場所で、元々は住宅であるところを利用されているということでしたが、お庭もあり、木製のデッキがある等、とても素敵な場所でした。

1週間前とは違い、良いお天気に恵まれて暑い一日でしたが、気持ちの良い日となりました。