国指定史跡大町釈迦堂口遺跡、改修工事が進み、視察。総務常任委員会。

令和5年(2023)1月12日

     

『国指定史跡大町釈迦堂口遺跡』は、度重なる台風の影響で大規模崩落により、その遺跡の下を浄明寺から大町までを通り抜ける道路が全く通行不可になってしっまってから10年以上になりました。

遺跡の発掘で明らかになった建物跡や、周りに巡らされている沢山の貴重なやぐら群を遺跡として保護し、馳走が美しい鎌倉石の崖面の崩落を防ぐための工法が決まるまでには、それほどの時間が必要だった、ということになります。

国内でもあまり例のない工法ですので、工事計画を実際に請け負う立場の文化財課と道路課は、非常に慎重に進めていました。

議会でのその工法の説明を聞いてきただけでも、当然大変な事業だと感じてきました。

例えば、何本ものルートパイルを崖に打ち込んでいきながら、さらにネットを留めていく作業と、さらに馳走がはっきりした崖面の色などを損なわないようにして、崩落防止のために吹き付けをするというのです。(但し、これはいたって簡単に説明しているだけです。)

    

この工事を始めるにあたり、最初に行われたのが、様々な資材を切り立った崖の上に運ぶための『架空線』、モノレールと呼んでいますが、を設置したことが特徴でした。この『架空線』も役目をそろそろ終えて、2週間後に撤去の段階ということでしたが、たまたま稼働している姿を撮影できました。

    

    

    

   

冗談で、乗ってみたいね・・・と仲間の議員と話したりして。

道路については、崩れて山になっていた石は、すっかり片付けれて、久しぶりに釈迦堂口の姿を目にすることができ、安心しました。子どもの頃の第二小学校の生徒だった頃は、このトンネルの上のやぐら見学に何度か社会科の授業で訪れたことを思い出しました。

   

まだ、時間はかかりますが、完了の日を楽しみにして待ちます。

 昨日のことですが、材木座の知人との会話の中で、釈迦堂はどうなった?ときかれたので、まだ時間がかかりますが、今工事が進んでいます~と答えますと、楽しみね~こちらから浄明寺の方い行くのも昔見たいに便利になるわね~と喜んでもらったばかり。

私が所属する総務常任委員会の視察見学は、昨年末でしたが、雨で延期となり、そもそも今日を予定されていた市民環境常任委員会の同現場の視察に合流させて頂きました。おかげ様で良く晴れて暖かな日に恵まれました。

色々なことが重なり、ありがたい視察見学となりました。

4人の写真は、総務常任委員会の委員のうち参加した議員です。

現場の高台に到着した時のものです。

岡田和則副委員長、私、竹田ゆかり委員長、高野洋一議員、他に千一議員が参加でした。