令和4年度予算審査特別委員会の6日間が終了しました。意見等。

令和4年(2022)3月14日

    『3月7日の委員会初日』

   『3月11日』『東日本大震災から11年目』

3月7日(土曜日、日曜日は休みます)からの6日間にほぼ連日開かれた『令和4年度、新年度予算審査特別委員会』が14日に終了しました。

 

55項目の重点事業を含む428項目に及ぶ特別会計を含めた全会計の小事業が提案されました。この令和4年度予算に対する代表質問及び予算委員会における予算審議の中では、そのうちの数々に対して質問させて頂きました。

鎌倉市がしっかり前へ進んでいくためには、市民のできるだけ多くが同じ目線で手をつなぎ、夢を持って未来を一緒に見据えて進むことができるようにして頂きたい、そのためには、血の通った丁寧な説明と理解が得ることができるようにして頂くことが重要である、と今回の代表質問の冒頭でもお願い致しました。

そこで、数々の質問の中で、取り分け意見として残した6つの意見をここに付したいと思います。

意見に強弱をつける必要はありませんが、はやりまずは、先ほども申し上げましたように、『広報・広聴事業について』を意見として述べた最初に揚げさせていただきます。

 

今、政策等を進めるために、『広報・広聴』がしっかりと行われることが重要な事業の一つと考えます。広報がされていても、市民が知らなかった、聞いてなかったということのないように、その手法はあらゆることを駆使して、これまでにも行われていることは承知しているところですが、これまで以上に行われることを強く求めます。

広聴・政策立案・広報なのか、その逆も考えられるとは思われ、つまり、丁寧にその3つの要素が回っていくことが重要と考えます。

 

『漏電などによる防災診断の強化について』ですが、

近年、全国的に火災による大きな被害が見られ、特に家屋が密集した地域では、その被害の規模も大きくなってしまいます。火災の原因は様々あるということは承知しているところではありますが、中でも漏電による火災が気になるところです。漏電については、多くが長い年数が経った家屋等に起こり、高齢のお一人暮らし、またはご夫婦がお住まいであり、被害にあわれるケースが多いと考えております。こうしことから日頃の防災診断を強化し、減災につながる活動に努めることを求めます。そして、『災害ボランティアセンター設置に関するマニュアルの完成について』です。現在いつ大規模災害がおきてもおかしくない状況にあり、被災後には災害ボランティアによる支援を求める時期が確実にやってくると考えます。そしてその受け入場所として災害ボランティアセンターが必要であることはすでにご承知の通りであり、今課題となっているそのセンターの設置場所は、レイアウト・広さについてすでにマニュアル案に示されているといことです。そもそも災害ボランティアセンターを運営する主体として鎌倉市、青年会議所、社会福祉協議会の三者で協定が組まれており、その協定には、センターを開設する場所として社会福祉協議会が指定されておりますので、まずは、その協定に基づいてセンターの開設を予定し、災害の規模によりその場所も臨機応変に変更もできるようにしておけばよいと考えます。 従って、鎌倉市がリードをして3者がしっかり連携することは必須ですが、一刻も早く災害ボランティアセンターの設置のためのマニュアルの完成を求めます。

次に、教育関係では、『コミュニティー・スクール整備事業いついて』であります。コミュニティー・スクール整備事業については、鎌倉でやっと始まるという感が強くあります。この事業を進めるにあたり、地域学校協働活動推進委員を各学校に1名設置とあります。この『鎌倉版コミュニティー・スクール』は、小・中連携の基盤としてそれぞれの中学校区に設置し、「社会に開かれた教育課程」の実健を目指すとともに、学校や子どもの抱える課題等について地域・学校・家庭がチームとして一丸となって解決にあたる体制作りを行っていくものということです。とするならば、この推進委員の選任は非常に重要であり、できるだけ地域のことをよく知る人にお願いし、この鎌倉版コミュニティ―スクールの取り組み状況を発信できる人が担って頂けるよう期待しております。

そして、『育成事業として青少年の居場所について』であります。青少年課の新年度の取り組みとして子どもの居場所について、既存の場所以外に新設置にむけた検討を行うとしています。まさに、これまでにも幾度となくその必要性をお願いしてきたところでありので、その部分に大変期待するところであります。青少年が真に求めている『居場所』というものがどういうものかのニーズを取り違えないように把握することが必要です。立地的なことも含め、その内容を青少年の意見を聞き、あるいは青少年と意見交換をする機会を多くもつことを求めます。青少年にとって安心して過ごすことができ、社会との関わりもつことができる居場所づくりには、必ずしも青少年会館にとどまることなく、生涯学習センター等の一室やロビー等も可能であると考えます。

さらに、高齢化社会を迎えていることにより課題となっております『交通不便地域対策について』です。10年前に鎌倉市が同じように、この課題に取り組もうとした時よりもより対策が必要となっており、またデジタル化の推進により取り組み易くなっているとも感じています。新交通システム等整備事業が昨年度から進んでおり、実証実験も行われているところです。この事業は福祉の観点で進めることとであり、また高齢者だけの事でもないということも確認致しました。実証実験が行われた二階堂等は、バス停から住宅が奥へと広がり、暗がりの独り歩きはどの世代にとっても危険があります。こうした場所は、鎌倉市内に多く見受けられます。最終的には現在進められている市内でも様々な交通不便地域に対する制度を組み合わせて鎌倉市内全体の交通不便地域の取り組みとしておこわなれつつあるものを組み合わせて考えていくことが必要です。そのためにも、まずは、この新交通システム整備事業についてはしっかりと進め方を示して、良い結果を出すことができるように、強く期待するものです。

 

全部で40前後の意見がそれぞれ委員から出されました。18日の本会議では、この意見のうち幾つかがまとめられて意見として委員長報告の中に盛り込まれます。今回は、5つが取り上げらたということです。

その5つの中に、災害ボランティアセンター・・・広報公聴事業・・・新交通システム導入・・・が盛り込まれることになりました。

 『令和4年度予算等審査特別委員会』の委員会最終日の記録。

 

 

                『委員会最終日の鎌倉市役所と満開の玉縄桜』

 

議会で、結果起きることと、その結果が出るまでの経緯がとても重要と毎度思う次第です!!