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大震災に備え対策を
●ゴミ処理は減量だけで可能か●
 
2011年度6月議会からのご報告
 
 節電と猛暑、今年の夏は厳しくなりそうです。
 さて、鎌倉市議会2011年度6月定例議会は6月23日に閉会しましたが、ゴミ処理問題で7月4〜8日臨時議会を開催、暑い夏にふさわしい暑い議会となりました。
 今議会の中心テーマは、勿論、鎌倉市の防災と災害対策。10人の議員が質問し意見を述べ、集中審議となりました。また、この1年間継続して審議されてきたゴミ処理については、ゴミ処理審議会の答申を受けて、再度市長から修正案が出され、臨時議会での審議となりました。
 
 
震災対策の課題
 被災地の復興が進まない中、あの地震、津波が鎌倉市を襲ったらどうなるか、どう対策を立て、どう逃れるか。中心となった質疑は以下の通りです。
1. 震度7の揺れ、高さ6mの津波を想定した今の防災計画は
  早急に見直すべき。
2. 防災無線は現在137ヵ所だが、今年度中に144ヵ所+α
  の追加。それでも聞こえない所がある。
3. 津波避難ビルや防潮堤の建設も、沿岸人口や景観から
  考え、果たして可能か。
4. 高台への避難路確保と、道路のマーキング、市各地の
  海抜を表示する。
5. 長期避難所暮らしへの対応と観光客等の避難、老人等弱者
  の救済方法。
6. 緊急補給物資の搬入経路確保(江ノ島港)とヘリポート
  整備(現在16ヵ所)。
7. 防災教育、防災意識の普及。自助6、共助3、公助1といわ
  れる。まず逃げる、子どもたちへの防災教育。

 
沿岸部の海抜表示など既に取り組まれている課題もありますが、基本となる
津波の高さは市独自で想定できるか問題もあります。行政横断的なプロジェクトチームをつくって、1年くらいの短期間に新防災計画を立案するべきです。
 
 
毎年ある災害への対策も緊急
 大震災に議論が集中しましたが、もう一つ、大雨、強風、崖崩れなど、毎年起こる災害も重要。特に最近は気象が荒くなっています。昨年暮れの材木座から浄明寺を襲った竜巻、今年に入って大町釈迦堂が崩れた大雨など…。
【土砂災害は全ての谷戸、渓流で危険】
 市内の危険渓流は47渓流。急傾斜地崩壊危険区域は361ヵ所。県による崖対策は現在の方法では谷戸中がコンクリート壁になってしまいます。枡状コンクリート、ネット、伐採などいくつかの方法もあり、緑、景観を守るために市が間に入って、鎌倉ならではの方法が取れないか、議論が必要です。
【危険時避難対策】
 日頃の危険地区の告知と共に、老人世帯の避難、確認、救助は、地域自治組織が主体。町内会の強化、消防団や青年団にお願いすることは沢山あります。毎度の避難となるので、ごく近隣に小さな避難所が必要です。
 
 
地域や鎌倉市への愛着こそ、最高の災害対策
【互助、互恵、社会・郷土愛が災害対策の基本】

 東日本大震災を見ても、地域の伝統、絆が強い場所ほど被害が少なく、復興の足がかりも早い。沈着冷静、規範的な態度は社会に対する信頼と愛情によって育まれます。鎌倉の将来を考えれば、小中学生に社会を理解させ、社会人となるための共通認識を持たせることが社会愛に通じ、結果的に一番の防災教育、防災対策です。
【社会に対する理解、信頼を醸成するために】
 社会の仕組み、法律、税金、保険はなぜあるのか。弱い人、強い人、市役所や町内会の存在。なぜ働くかなど、具体的な社会について学び、理解し、自身のアイデンティティを確立する。社会の仕組みを教えることで、信頼、互助、互恵の精神が育まれる。このことで災害にも強い社会がつくられるのではないでしょうか。防災だけでなく豊かな鎌倉をつくることにもなります。
 
 
ゴミ処理、市長の再修正案を否決
 鎌倉市のゴミ処理は年間約4万トンの燃えるゴミを約3万トンに減量しなければ、処理しきれなくなります。過去10年間、バイオマス処理施設を計画してきましたが、市長はゴミ排出量を11,500トン減量することで施設を造らずに対応すると発表。その後「市廃棄物減量化及び資源化推進審議会」で審議されてきましたが、この6月10日、バイオ処理施設は「今後も調査研究を進める」「中間年度の2013(H25)年度に減量達成状況を評価、計画の再構築をする」という条件付きで中止を認める答申が出ました。
【圧倒的な議会の修正案になぜ再度の修正案か】
 2・3月議会では、市長案に対して20対7の圧倒的な修正案を決めた議会ですが、再度市長から出された修正案は、バイオ施設の調査費などをカット、代わりに減量化の市民会議、家庭での生ゴミ処理機の相談員のための予算を付けたもの。この市長再修正案も臨時議会で19対8で否決されました。
 2・3月議会で、鎌倉市議会史上稀な再度の採決までして、圧倒的な票数で決まった修正案なのに、市長が再修正案を出してきたことが驚きです。これで鎌倉の燃えるゴミ処理の問題は、2013年度の減量達成中間評価まで進展しないことになりました。
 ゴミ削減はぜひ必要なこと。同時に安定したゴミ処理は行政の最大の責任です。市民や事業者の努力にだけ頼る訳には行きません。私は、11,500トンも減量しきれるはずはなく、エネルギー政策としてもバイオマス処理施設が必要と考えており、今後も提起し続けたいと思います。

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