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鎌倉市の生ゴミ処理
市民に一層の減量を!
2010年度12月議会からのご報告
 
新春のお慶びを申し上げます
 
 鎌倉のシンボルであった鶴岡八幡宮の大いちょうが、強風に倒れたのは昨年3月10日未明。私たちの願いがかない見事に復活しています。孫の代に実をつける樹という意味で「公孫樹」とも書かれるそうですが、生命力の強さに驚かされます。
 さて、鎌倉市の生命力の元となるインフラ整備。中でもゴミ処理の問題は緊急の課題。生ゴミ資源化のバイオマス回収施設計画の中止を表明していた松尾市長の代替案が、12月議会でやっと発表されました。新しい施設を造るのではなく、各家庭、各事業所が出すゴミを削減して対応しようというもの。
 今号のレポートは前回に続いて、12月議会で大きなテーマとなったゴミ処理の問題を取り上げます。
 
 
焼却量を11,500トン削減(市長の代替案)
 
 代替案は生ゴミ資源化を行う「山崎バイオマスエネルギー回収施設計画」を中止し、焼却施設は最終的に名越クリーンセンターの年間3万トンの焼却能力で可能となるよう、ゴミの排出量を抑えるというもの。現行約4万トンの総量を、5年後(2015年度)には11,500トン削減する。
削減目標11,500トン
・家庭系は生ゴミ処理機のさらなる普及で5年後には1,800トン削減。
・事業所や商店から出る事業系ゴミは、分別徹底と資源化を促進して8千トン削減。
・また事業系のゴミ処理手数料の値上げで700トン削減。
・布団、畳、紙おむつなどの資源化で1千トンを削減。
 
 
収集有料化でさらに削減も(市長の代替案)
 
 5年後の実現を目指すため、’13年頃までの稼働が目標だった今泉CCを’15年まで延長する。また家庭ゴミ収集を有料化して戸別収集することで、削減量は15,300トンまで増やせる。施設を建設するより廉価で環境負荷も少ない。実現には市民・事業者の理解をいただき、継続して取り組んでもらう必要がある、というのが代替案。
今後30年間の総経費(見込み)比較
・焼却ゴミ11,500トン減の場合は512億円
・戸別収集して15,300トン減の場合は545億円
・バイオ施設建設の場合は610億円

 
 
志は高く、施策は確実に
 
 ゴミ排出量の削減はぜひ必要なこと。今回の市長の代替案はその意味では良とすべきものです。地球環境のためにも削減の志は高く掲げるべきでしょう。と同時に行政の施策としては実現の確実性を求めなければなりません。家庭ゴミ、事業ゴミの削減の希望が目標量となり、その実現が前提になっている計画だけに心配です。
問題1 生ゴミ処理機の普及は’03年約12,000台で、今年の方が減っておりもう普及の限界ではないか。’15年の21,000台普及は実現できるだろうか。
問題2 事業系のゴミは70%削減しなければならないが、排出者のモラルと処理業者の能力による所が大きく、可能だろうか。
問題3 飲食業など中小規模業者の生ゴミ資源化のためには、ゴミをいったん集める中継施設が必要だが、その場所の手当がない。

 
 
並行して山崎バイオ施設計画の実行を!
 
 ゴミ減量の志は高く掲げ、ゴミ0を目指したいが、市民や事業者の善意に頼って、それを前提とした焼却ゴミ処理計画は不安ですし、行政として無責任ではないでしょうか。また、今後5年で目標が達成されない場合のバックアップ計画もありません。鎌倉市のゴミを他地域へ持ち込むことになり、果たしてそれが可能かどうかその時点では不明です。
 そこで私の提案は、「山崎バイオマスエネルギー回収施設計画」はこのまま実行し、一方でゴミ0をめざして、分別、資源化を進めていくべきです。
山崎バイオ処理計画
鎌倉市の焼却ゴミ年間4万トンのうち、1万3千トンを処理するとともに、資源化を行うバイオマスエネルギー回収施設計画。山崎下水処理場に併設し、下水道の汚泥と混合処理して発電するもの。今泉CCを廃止し、名越CCの焼却量にも余裕を持たせられる。10年かけて計画され、2013年度に着工予定だった。

 
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