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18年度2月議会 会派代表質問より
 春も盛りという季節にやっと2月の定例議会のご報告となり、遅くなったお詫びを申し上げます。

 2月議会では鎌倉同志会の代表として質問を致しました。行政運営は長期的な「戦略」と短期的な「戦術」があり、政策形成にあたっては、特に長期的見通しが必要であると思い、越後長岡藩が明治維新当時、日々の食事にも事欠くときに、百俵の米を学校をつくる元にしたという故事を例に質問を致しました。質問と回答は大変長文となりますので、ここにあげるのは概略です。
 
1 これからの教育と鎌倉をどのようにするのか
 
「古都としての風格を保ちながら、生きる喜びと新しい魅力を創造するまち」を実現する。
 
2 「行財政運営」について
 
 行動力を持った市職員の育成。問題意識を持って働くよう、新人事評価制度の導入。職員の窓口や電話での対応改善のための外部講師の活用。さらに今後の行財政運営は厳しくなるが、第3次総合計画・第2期基本計画に基づいて着実に行う。
 
3 「歴史を継承し、文化を創造するまち」について
 
 世界遺産登録推進は「武家の古都・鎌倉」をコンセプトとして、国にユネスコへの推薦を20年度中に要請する予定。鎌倉世界遺産登録推薦協議会が設立され、広報部会と登録推薦事業部会が積極的に活動を始めた。神奈川県、横浜市、逗子市、鎌倉市が協働して取り組んでいる。
 野村総研跡地に中世史博物館・美術館を建設する予定で、19年度中に一定の方向性を出す。また複合施設として、子どもたちにも魅力的な施設を検討している。
 
4 「都市環境を保全・創造するまち」について
 
 材木座に計画されている公園は、地域住民と計画を練っており、19年度中に開設予定。現在鎌倉地域には公園が少ないが、借地型公園なども視野に入れて整備していく。
 緑地の樹木管理は枝払いや落石防止網の設置などを実施しているが、ボランティア5団体による管理も実施している。
 都市景観地区の指定は、若宮大路地区・北鎌倉地区とも、地域住民の意見を聞きながら19年度中の計画決定を目指している。
 違反屋外広告物は、青少年指導員を中心とした活動で大幅に減少しているが、市に条例の制定権が付与されたことから、鎌倉ならではの条例をつくりたい。
 生ゴミ資源化施設は逗子市との広域施設として検討・協議しているが、23年度中には稼働させたい。また使用済み食用油の資源化を本年度中に実現する。
 
5 「健やかで心豊かに暮らせるまち」について
 
 (障害者・高齢者について)
 障害者福祉計画策定は、障害者関係の団体と意見交換しながら進めているが、鎌倉独自の「ライフステージに応じた一生涯通じての相談支援体制」等を含めて、今年度中に策定してゆく。またその実施に当たっては、市民・関係団体・関係機関・企業等が協働で推進していきたい。
 団塊世代を含めた高齢者の、市民活動への参加を呼びかけるイベントを開催してきたが、団塊世代の多種・多様なニーズを把握し、応じられるような方法を検討したい。
 また高齢者の就業については、シルバー人材センターへの支援や、ハローワークや県の就業相談窓口との連帯を深めて充実に努めたい。同時に老人クラブ等、子育て支援など地域における担い手として社会参加を促したい。
 特別養護老人ホームの待機者は561人(18,10,1,)だが、20年5月までに3施設を開所して、219床(合計579床)を増やす。20年度中には700床を目指す。また介護老人保健施設は、20年までに540床の整備目標が定められており、推進していく。
(子育てについて)
 児童虐待の背景には子育て家庭の孤立化があるため、「子育て支援センター」や「つどいの広場」の整備拡充を図る。また地域社会との連携を深めたい。
 保育園待機児童については、1月現在公立・私立合わせて156人となっているが、2月から玉縄に定員36名の分園を設置。20年度から深沢保育園で20名程度の定員増を予定。待機児童解消に向けて対策を進めたい。
 在宅子育ての支援としては、ファミリーサポートセンター利用者に対する援助に限定しているが、民間施設の利用者に対しても支給を検討していく。
 認定子ども園は設立を積極的に対応していく。
 子育て中の親子が集う「つどいの広場」は、19年度中に七里が浜小学校区に開設するが、全小学校区に1カ所の設置を目指していく。
(健康づくりについて)
 鎌倉市では、若年からの健康づくりが大切ということから、他市に先駆けてキット検診を始めた。
 子どもから高齢者にいたるライフステージごとに栄養相談を実施、食育推進計画策定を進めている。
(学校教育について)
 第二中学校は21~22年度で建設工事を完了する予定。大船中学校の改築は、次期実施計画期間内に完了するよう準備する。
 校舎の耐震改修未実施の学校は、小学校3校、中学校2校。22年度までに完了する予定。
 職員室の空調設備が1カ所もないのは県内でも鎌倉市だけだが、耐震改修を最優先しており、逐次検討したい。
 小学校にもスクールカウンセラーを望む声は大きいが、まず、退職教員等を活用した「心のふれあい相談員」を配置する予定。
 小学校の学校図書館専門員は、19年度中に2校増やして5校配置の予定。それ以外では読書活動推進嘱託員が月に4日勤務している。
 通常学級において生活介助だけでなく、学習支援にも対応できるスクールアシスタントは、小学校全校配置を目指し、19年度は2校配置を予定している。
 教育センター相談室への18年6月~19年1月の新規相談者169件の内、約4分の1は不登校に関するもの。相談員の訪問やフリースペース「ゆい」、「ひだまり」なども活用されるようになった。
 少人数学級は35人以下学級を1年生から導入(19年度より)していく予定。小3~中3までは、少人数指導を充実させる計画である。
 「放課後子ども教室」は19年度、1小学校で試行的に実施する予定。
 「ことばの教室」は御成小、大船小に設置しているが、深沢地域にも開設する予定で、今後は各地域に1校ずつ設置するように拡充を図りたい。
 深沢地域国鉄跡地を事業着手までの間、スポーツ施設として暫定的に利用したい。
 
6 「安全で快適な生活が送れるまち」について
 
 平成16年に鎌倉市自主防災組織連合会が発足し、現在142組織が加入。地域防災の向上を図っている。
 下校時の子どもたちの見守りや防犯のための青パトロール・カーは、市2台、鎌倉防犯協会1台、自治会・町内会6台が活躍中。19年度は市で4台増車の予定。
 AED(自動体外式除細動器)は18年度に公共施設12カ所に設置、19年度は16カ所に設置して、20年度は公立小中学校へも設置の予定。民間施設26カ所にも設置されている。また使用方法について講習会を行い、18年度は141回の講習会を行った。
 岩瀬今泉地区の交通安全対策として、砂押川沿いの道路の歩道設置を進めている。
 国道134号線鎌倉高校前交差点の改良は、19年度詳細設計、20年度着工、21年度夏頃完成予定。
 鎌倉駅西口周辺地区整備事業は、駅前広場整備など、権利者調整などを行っている。概ね22年度を完了目標としている。
 深沢地域のまちづくりは、JR東日本、地区内権利者、周辺住民を含めた協議会を設置してまとめていきたい。現在は保健・医療・福祉・スポーツ関連機能・都市型住宅・商業・業務など9つの機能を組み合わせた3案を提案している。土壌汚染調査や、村岡新駅整備などを視野に入れながら調整を図りたい。
 大船駅東口市街地再開発事業については、今年度中の都市計画決定告示を目指している。問題点としては、事業協力者の再募集、それによる計画実施期間の遅延、約3割弱の権利者の反対などがある。また大船駅北口開設による影響なども注視しなければならない。
 大船駅西口整備については、26の短期的方策について、6方策は実施中。実施に向け進めるもの11方策、検討を要するもの3方策、実施しないもの6方策である。今後とも利用者の安全性、利便性の向上に向け事業を進める。また千台規模の駐輪場確保のため、21年度中着手に向けて調整中である。さらに周辺交通渋滞の緩和についても県と共に早期整備に向け努力していく。
 
7 「活力ある暮らしやすいまち」について
 
 商店街元気UP事業を高い補助率で展開してきたが、今後は「商工業元気UP事業」も認定し助成することを考えており、商店街全体と個別事業者の両面から活性化を図りたいと考えている。
 空き店舗活用事業費助成制度は、今後新たに保育サービス施設や高齢者の交流施設等の、コミュニティー施設として活用する事業についても助成できるよう制度を見直す。
 鎌倉市の観光振興策を示した、第2期鎌倉市観光基本計画を本年2月に策定した。ここでは市民なども交えた推進本部会議、振興管理委員会を立ち上げ、市民、観光客双方の満足度を高める数値目標を掲げて推進していく。
 公衆トイレは順次整備しているが、19年度は由比ヶ浜と材木座の2カ所を整備し、シャワーや足洗い場も設置する予定。また民間施設の一部を使った整備も検討していく。
 
8 「その他」について
 
 地域福祉や防災・防犯対策では、自治会・町内会をはじめとした地域コミュニティーが重要な役割を担っている。19年度はさらにその活性化を図るため、地域の方々と協働で検討する事業に取り組んでいく。
 
 鎌倉同志会を代表しての質問でしたが、やはり、教育・子育て・福祉に係わる質問が多くなりました。「1年の計は穀を植えるにあり、10年の計は木を植えるにあり、百年の計は人を育てるにあり」といわれます。子は鎌倉の宝であり、人を育てることがなによりのまちづくりだと思います。

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